ギリギリの予選通過から、大きな手応えを掴む決勝ラウンド2日間となった有村智恵

「モービルベイLPGAクラシック」3日目に「65」をマークして序盤戦の出遅れを取り戻し、33位タイに浮上して最終日を迎えた有村智恵。「やっと自分らしいゴルフができた」と掴みかけていた手応は、この最終日も継続。セカンドショットをピン手前2メートルにつけた8番でバーディを先行させると、続く9番でも4メートルを沈めてバーディ。さらに10番でもスコアを重ねて3連続とした。後半は14番（パー3）をボギーとしたが、5バーディ、1ボギーの「68」をマークして22位タイでフィニッシュした。

また、今季初のレギュラーツアー予選通過を果たし、有村と同じく33位タイで最終日を迎えた片平光紀は、6バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、49位タイで今大会を終えた。

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■ 有村智恵 5バーディ、1ボギー「68」、通算11アンダー、22位タイ

「今日もたくさんチャンスを逃してしまいましたが、自分の中でコレといったものが見つかったので、あとはそれをとにかく自分のモノにしないといけないと思いました。今週は自分の中でショットがすごく良かったのですが、ショットも良く、なおかつグリーン周りも良くないと優勝争いは出来ないなと感じました。今まで（日本）だったらショットがそこそこ良ければ戦えていたんですけど、もっと高い所を目指して行かないといけないなと。この大会のようにビックスコアが出る大会では、一日の出遅れによって、追いつくのにとても大変な思いをしなければならないので、できるだけコンスタントに毎日いいプレーができるようにしていきたいと思います」

最終日は苦戦も、今季初の予選突破から繋げた今週4日間は大きな前進となるはず

■ 片平光紀 6バーディ、5ボギー、1ダブルボギー「73」、通算6アンダー、49位タイ

「今日はバタバタしたゴルフでしたね。バーディは6つ獲れましたが、3パットが3回と、ドライバーを3度、思いっきり右に曲げて林に入れてしまったのが痛かったです。16番のパー5でも短いパーパットを外してしまったし。ショットの調子は安定していたので、4日間アンダーパーで回りたかったのですが、パットに苦しんで本当に悔しいです。（今季はこれが初めてのLPGAツアーで）あまり順位を上げられなかったのが残念ですけど、予選を通過できましたし、今年あと2、3回出場出来ればいいなと思います。今シーズンはシメトラツアー（米国女子2部ツアー）に出場して、またLPGAツアーの出場権を獲得できるように頑張ります」