宮里藍のフォトギャラリー
2013年 キングスミル選手権
期間:05/02〜05/05 場所:キングスミルリゾート(バージニア州)
藍は3差7位タイで決勝へ 突風に苦戦も冷静
「キングスミル選手権」の2日目、3アンダー5位タイからスタートした宮里藍は、1ストローク伸ばして通算4アンダーとするも、順位は7位タイに一歩後退。それでも首位と3打差は変わらず、好位置で決勝ラウンドに駒を進めた。
湿り気を帯びた練習用のパッティンググリーンと、コースグリーンの速さのギャップにパッティングのタッチに苦しんだという宮里。出だしの1番、2番では、ショートパットを外しての連続ボギーと苦しい立ち上がりを迎えてしまう。その後、3番、4番とバーディチャンスにつけるも、決められずにパーセーブ。5番(パー3)でも再びボギーを叩いた。「徐々に感覚があってきた」と6番からフィーリングを取り戻しながらも前半は3ボギー、通算イーブンパーに後退して折り返した。
<< 下に続く >>
流れを掴んだのは後半10番。「向い風を利用して、7番ウッドのハーフショットのような感じで打った」という182ヤードのセカンドショットを、ピン下1メートルにつけてバーディを奪った。「このバーディは大きかった」と、それまでの悪い流れを断ち切った。12番では2打目をピン下2.5メートル、13番(パー3)ではティショットをピン右下1.5メートル、15番(パー5)では、ピン上1.5メートルにつけバーディを奪取。後半は4バーディの猛チャージで、通算4アンダー、7位タイでホールアウトした。
「ここまで風が吹くとは思っていなかったので、風の状況に自分のフィーリングが追いついていかない感じだった」と、突風も相まって伸び悩んだ2日目。「ずっと吹き続いているならいいけれど、吹いたり止んだりで決断力が鈍りましたね。後半は、ショットもパットも迷っているときは打たないと決めたのも良かった」と、状況を読む冷静な判断で突風を攻略した。「風の影響で飛距離が出にくいし難しい。でもグリーンの状態はスムーズだし、自分のフィーリングさえあえば入ると思うので我慢して一つずつ伸ばしていく」と、首位の背中を追いかける。
■ 有村智恵 5バーディ、4ボギー「71」、通算2オーバー、51位タイ
「結果のことを考えず、目の前のことに集中することと、ミスをしても責めずに次に次にと考えるようにしました。ゴルフはもっと楽しいものなのに・・・と思ったので、それを感じながらプレーしてましたね。最後の上がりホールで、昨日も今日もボギーを打っているので、それをしっかり反省したい。ただバーディが獲れたのは大きな前進。ミスをしっかり減らしていきたいです。久しぶりの決勝ラウンド。まだまだ上は狙える位置にいると思うし、今日のこの風で、こういうゴルフができたのは収穫。ここ何週間か変なプレッシャーと戦っていたので、明日以降は自分のゴルフをもっと掴んでいきたいです」
■ 上田桃子 3バーディ、3ボギー「72」、通算3オーバー、63位タイ
「出だしにボギーを打ってしまって、最初の3、4ホールをスムーズに入っていけませんでした。一緒に回っている選手とは、1ショットずつはあまり違わないのに、彼女の方が流れがいいと感じました。自分はその流れを作れていないですし・・・。先週も今週も最初の3、4ホールでつまづいて、頑張って戻しているので、神経も使います。最初の何ホールかはセーフティな方から攻めて行かないといけないなと感じました。ショットもパットも悪くはないけど、体が重く、キレが良くない気がします。あと2日間は思い切ったプレーをしたいと思います」