宮里藍の最新ドライバーショット(スーパースロー)
2013年 クラフトナビスコ選手権
期間:04/04〜04/07 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
藍、お手製“鍋”で後輩たちをもてなす
今季メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」を控えた火曜日、宮里藍はプロアマ戦に参加。今年で9年連続9度目の出場となる勝手知ったるコースを、確かめるようにラウンドした。
昨年までとの違いとして、グリーン周りにセカンドカットができたことを指摘した宮里。「去年まではラフに入ったときにカラーに1クッション入れるアプローチができた。でも今年はセカンドカットが入った分、ラフがグリーンから遠くなったので、セカンドカットに1クッション入れると勢いが死んでしまう。ファーストカットまでキャリーさせる微妙なフィーリングの出し方が難しい」。グリーンを外した時にいかにパーセーブするか。メジャーならではの攻略ポイントをしっかりと絞り込んでいた。
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過去の成績を見ると、07年の15位タイがベストフィニッシュ。決して相性が良いとは言えないが、宮里は「グリーンですね」とその要因を断言する。「読みが難しい。芽があるようでない。ショットの調子はいつも良いけど、グリーン周りで苦戦しています。今週は流れに任せたいですね」。
その流れは去年と異なり、今年は前の試合から一週間のオープンウィークを挟んでいる。その前週、宮里は米ツアーを戦う後輩たちを自宅に招待して、鍋を振る舞い、深夜までガールズトークに花を咲かせたという。「だしからとって、しょうがも入れて、本当に凝っていました」とは上田桃子談。「誰も(作るのを)助けてくれなかった」と宮里は笑うが、有村智恵、宮里美香とはカリフォルニアのディズニーランド・リゾートにも足を伸ばすなど、大いに後輩たちをもてなし、リフレッシュした一週間になったという。(カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ/今岡涼太)