有村智恵は28位に後退も、不調を口にしていたショットに手応え

シンガポールのセントーサGCで開催された、米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。22位タイからスタートした有村智恵は、2バーディ、3ボギーと1つ落としてフィニッシュ。通算2アンダーの28位タイに後退して、ルーキーシーズンの自身今季初戦を終えた。

2日目から苦しんできたショットの状態も、最終日を迎えて「だいぶ良いフィーリングになった」と復調の気配。「今日の課題でもあったので、最終日に良くなってきたものを調整して次戦に臨みたい」と、有村からようやく納得の言葉。その一方で「バーディパットを打ちきれなかったことが、今日の一番の課題。自信を持って狙っていけるようにならないと」と、昨日は好感触だったパットへの戒めを続けた。

＜＜　下に続く　＞＞

初日11位発進からラウンドを重ねるごとに後退が続いたが、「順位が下がったのは良くないけど、明確になったことはたくさんあったし、次に向けて良い一週間だった。たくさん課題をもらえたという意味でも、良いスタートが切れたと思います」と総括。自身の中では、成績も含めて実り多きシーズンインとなったようだ。

有村は次戦、1週間のオープンウィークを経て、米国本土開催の今季初戦となる「RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ」（3月14日～）への出場を予定。「これから一ヶ月は行きっぱなしになるし、準備を整えたい」と一時帰国し、数日を日本で過ごしてから舞台である米国・アリゾナ州へ向けて出発する。（シンガポール・セントーサ島／塚田達也）