最終日、スコアを伸ばせず5位に終わった宮里藍（Scott Halleran/Getty Images）

■ 宮里藍 3バーディ、5ボギー「74」、通算9アンダー、単独5位

「前半はうまく流れを作れなくて、もう少しピン近くにつけてバーディチャンスにつけたかったけど、パットの読みも今ひとつで苦しい展開ではありました。でもトップ5で終われたので最終戦としてはよかったです。楽しんでまわる努力をしたけど、プレーにつながらず、ストレスになってしまった。11番のバーディで余裕がでて、自分らしいプレーがようやくできました。まだまだ次の年に課題が見つかりましたね。今年は“最低でも1勝”と目標を立てていたので、それは達成できました。後半戦で上位にいける回数が少なかったのは、今後の課題です。メジャーは常々目標としているので、それは変わりないけど、毎年POY（プレーヤーオブザイヤー）は大きなウェイトを占めているので、諦めず、粘り強くチャレンジしていきたいです。

（今季を振り返って）特に「全米女子オープン」以降は長かったですね。調子は悪くないけど、メジャーに勝てなかったことと、課題が多くて整理できずにプレーした事がけっこうあって、中盤上位にいけませんでした。でも、私は1年に1回こういう、うまく整理できない事があって、それがここ数年は、流れを止めちゃっているのかな。来年はシーズン始めの流れキープしたいです」

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■ 宮里美香 1バーディ、3ボギー、1ダブルボギー「76」、通算5オーバー、50位タイ

「久々にヤニ（ヤニ・ツェン）とのプレーだったので、楽しんでできました。自分自身がうまくいかなかったし、このスコアは悔しいけど、楽しんでまわる事はできたと思います。（ダブルボギーは）完全にミスショットですね。バンカーから25ヤードぐらいだったけど、これは難しかったので仕方ないです。9番は3パットだったんですけど、ファーストパットも打ちすぎたし。前半は諦めよう、後半に勝負をかけようと思って、10番でバーディを獲れたので勢いに乗れるかなと思ったけど、11番でセカンドショットがバンカーに入ってパーパットも決まりませんでした。タフでしたね。朝早いスタートだったのに風が吹いていてビックリしました。ここは斜めの風が多いので。そこら辺の計算もいつも以上に難しかったです。

（今季を振り返って）正直、早いですね。内容の濃い1年でした。前半を考えると、よく戻って来たなって。優勝もできたし、今まで以上に安定したプレーができたと思います。2勝目は難しくなってくると思うので、練習して、もっと強い宮里美香をお見せできるように頑張ります」