シャイアン・ウッズ直筆の図解付き! “思い出の1打”を振り返る
2012年 ウェグマンズLPGA選手権
期間:06/07〜06/10 場所:ローキャストヒルCC(ニューヨーク州)
ウッズの姪がプロデビュー
先週行われた「ザ・メモリアルトーナメント」最終日、16番(パー3)でグリーン奥のラフからチップインバーディを決めて雄叫びを上げたタイガー・ウッズは、ジャック・ニクラスの持つ米ツアー通算勝利数歴代2位の73勝に並び、健在ぶりを全世界にアピールした。
その余韻も冷めやらぬ今週、米女子ツアーの「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」で、もう一人のウッズがプロデビュー戦を迎える。
<< 下に続く >>
シャイアン・ウッズ、21歳。タイガーの兄の娘で、タイガーの姪っ子にあたる。2歳の時、祖父(つまり、タイガーの父・アール氏)のガレージで初めてゴルフクラブを握ったという。この場所は、タイガーが初めてゴルフに触れた場所でもある。
今年、ウェイク・フォレスト大を卒業しプロ転向。プロ初戦を迎えるに当たって「これこそ、私が長い間夢見ていたこと。5歳のときからずっとゴルフを続けてきて、今実際にプロゴルファーだっていうのは、本当に素晴らしい」と目を輝かせた。
大会前日、我々の取材に応じてくれたシャイアンだが、スレンダーでしなやかな肉体だけでなく、明るい笑顔とハキハキした言葉、嫌なそぶり一つ見せない応対など、メディア対応はすでに一流。大学時代はACC選手権で優勝するなど実績を残してきているが、プロの世界で活躍すれば、間違いなく注目されることだろう。
この日は偶然、宮里美香と練習ラウンドを共にしたが、宮里の印象ではプレーは“まだまだ”。ただし、おじさん譲りの精神力とカリスマ性はすでにその兆しが現れ始めている。今大会のスポンサー推薦が決まった数時間後に、全米女子オープンの予選会も通過。わずか48時間のうちに2つのメジャー大会出場を決めている。(ニューヨーク州ロチェスター/今岡涼太)