「2日目なのに狙い過ぎた」岩井千怜はダブルボギー猛省も“奇跡”2イーグルで優勝戦線
◇米国女子◇BMW女子選手権 2日目(23日)◇パインビーチGL(韓国)◇6784yd(パー72)
後半15番は崖越えとなるパー3。風が比較的穏やかだった2日目は、ペナルティエリアも近い右手前にピンが切られた。ピンの左側、グリーン中央を走るマウンドから傾斜に乗せて寄せていくことは可能だが、左に逃げすぎれば段を下る難しいパットを残すロケーション。岩井千怜は難度2番目のホールで喫したダブルボギーを「まだ2日目だっていうところを、狙いにいきすぎてしまった」と振り返る。
右ピンをダイレクトに攻めようとしたショットが右サイドのペナルティエリアへ。前半6番(パー5)でチップインイーグルを決めるなど通算8アンダーまで伸ばし、首位に迫る中で後退を強いられた。「左(にあるマウンド)から打っても止まるピンポジではあった。乗せて2パットっていう(手堅い)マネジメントを、あのティイングエリアでパッと思い浮かべること。最終日だったら全然、狙ってもいいんですけど、もうちょっと落ち着けば良かった」。猛烈な伸ばし合いの中でも、視野は広く。手痛いミスを教訓として胸に刻んだ。
それでも、上がり2ホールで3つ伸ばして一度は遠のきかけた優勝戦線にカムバックした。17番(パー5)で決めた2つ目のイーグルには「奇跡でしたね」と笑うしかない。右手前から30ydほど距離のあるバンカーショット。54度のウェッジで好感触を残した一打が、そのままカップに吸い込まれた。
2イーグル5バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「66」と力強く伸ばしたラウンドは、「バーディを外してもミスをしても切り替えられていたし、自分を追い詰めることなくリラックスしてできた」という納得のプレー。15番のジャッジも「欲に負けないように、冷静に考えることが大事。また勉強になりました」と前向きに捉え、今季初勝利につなげる。(韓国・ヘナム郡/亀山泰宏)