双子の妹にも勇気を与えたメジャー惜敗 岩井明愛が胸に秘める学びと変化の兆し
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 事前(21日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)
プレーオフ進出にあと1打と迫った2週前のメジャー「アムンディ エビアン選手権」での学びについて岩井明愛は「あんまり言いたくないので、自分の中で…」と笑う。惜敗直後と同様、胸に秘める戦いの記憶が「今後の試合に生かせると思います」ということだけは断言できる。
最終日最終組の3人でサンデーバックナインのラスト1打まで息をのむ争いを演じたプレッシャーは、これまで感じたことのないものだった。だからこそ、「そういう経験が1回できると、自分の糧になりますね」とポジティブに受け止める。エビアンでリディア・コー(ニュージーランド)からかけられた「素晴らしい戦いだった。自分のことを誇りに思ってほしい」との温かい言葉を、メンタリティで体現する。
エビアンからスコットランドへ向かうまでのオープンウィークをロンドンで過ごすのは例年通り。英国でいつもお世話になっているロイヤルミッドサリーGCで楽しみながらクラブを振り、合間にはホンダ・レーシングUKとアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームの工場見学にも足を運んだ。「映画よりもすごいくらいのテクノロジーでした」とリフレッシュの時間も刺激的だった。
双子の妹・千怜にも「『明愛ができるなら私もできる』って、ちょっと自信をもらいました」と勇気を与えた激闘。そのエビアンはもちろん、このダンドナルドリンクスでの経験も次週のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)につなげていく。
明愛は「風(への対応)とか、(硬い地面で)転がる距離とか、得られるものがあると思う。もちろん、今週狙える位置であれば狙っていきたい」。目の前の試合を全力で戦いつつ、徐々にメジャーへ照準を合わせていくスタイルは次なるステージに向かう変化の兆しと言えそうだ。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)