いきなりの3パットにめげず 渋野日向子は首位と6打差ターン「上を向いて、前を向いて」
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 by P&G 2日目(15日)◇マーケティーワーCC (オハイオ州)◇6416yd(パー70)
午前7時37分と肌寒い早朝のスタートで、渋野日向子は3パットボギーが先行した。「出だしで短いのを外して3パット発進だったんですけど、すぐに切り替えて次のホールに行って、修正はできたかなと思う」。中継局U-NEXTのインタビューで振り返ったように、粘り強さが光るラウンドになった。
初日も前半の3オーバーを挽回してのイーブンパー「70」だった。どちらに傾いてもおかしくない状況から、3ホール目の3番でバーディを取り返した。今週、スイングでわずかなズレを感じているというショットは飛距離、方向性ともにいまひとつ。リズムに集中して大きなミスを減らし、ポアナ芝が厄介なグリーン上でもロングパットのタッチを合わせること、自分が打ち出したいところへの意識を高めて丁寧にスコアメークした。
後半11番でバーディを奪った後も我慢するシーンが少なくなかった。13番はガードバンカーから寄せワンでしのぎ、手前からのアプローチが3mほどショートした15番もパーパットを打ち切って耐えた。フォローの風が吹く2打目でしっかり左奥ピンに突っ込み、スライスラインをねじ込んだ16番のバーディにつなげた。
タフな17番で2個目のボギーを喫したが、「69」でまとめたプレーに少しホッとした様子もにじむ。通算1アンダー25位で2試合連続となるシーズン3度目の予選通過。3月「ブルーベイLPGA」は35位ターンながら首位と11打差があった。直近の「リビエラマヤオープン」もカットライン上で際どく滑り込んだもの。米本土で今季初めての週末を首位と6打差、トップ5グループとは3打差とまずまずのポジションで迎えられることは素直にうれしい。
「その(悪くない)位置で迎えるのも久々。上を向いている感じ、前を向いている感じはあった。すごく久しぶりの感覚というか、まだまだいけると思っているので、しっかり諦めずにあと2日、攻めるところは攻めて、視野を広くして頑張りたい」。もちろん前のめりになりながら、局面次第で求められる冷静さを失わないよう自らに言い聞かせた。