2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権

約30cmも背が高いN.コルダとL.トンプソンと回って 山下美夢有「本当に勉強になった」

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 山下美夢有
昨年大会に続くトップ10

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(22日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6604yd(パー72)

昨年大会2位に続くメジャー2度目、ルーキーシーズン5度目のトップ10。6位で終えた山下美夢有は最終日のプレーが、6時間超に及んだ3日目より「長く感じた」と言う。首位と7打差3位から出た緊張感のせいだけではない。前夜に出たペアリングを見て思った。「なんか身長高い。私だけちっちゃい…」。150cmの自分に比べ、177cmのネリー・コルダと182cmのレキシー・トンプソンはもはや“巨人”だ。実際「(自分が)もう腰ぐらい」と笑ってしまったが、もっと多くの学びがあった。

世界ランク1位のコルダに、ツアー11勝のトンプソン。2人のプレーを目の当たりにして痛感した。「決めたらすぐに打つ。淡々とプレーされている。考えることはしても、迷わず打つことが本当に大事って思った」。映像ではわからないプレーのリズム。「本当に勉強になりました」と感謝した。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 山下美夢有
大きなトンプソンとコルダの前を行く

一方で2バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「73」と、スコアを1つ落としたことは悔しい。ガードバンカーのあご下に刺さり、3番(パー5)でボギーが先行したが、9番(パー5)のバーディで取り返した。我慢を重ねる中で痛恨だったのは後半11番。フェアウェイからの2打目をグリーン左奥に外し、グリーン面で下りが入るアプローチがショートし、4オン2パットのダブルボギーになった。「あそこに外してしまったらしょうがないという感じはあったけど、ボギーで収めたかった」と振り返った。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 山下美夢有
タフなメジャーでショットが通用した

それでも、強風に見舞われたタフなコースで持ち味のフェアウェイキープ率は4日間通算76.78%(43/56)を記録するなど収穫はあった。「今週は思い通りのショットを打てたのが多くてすごく自信になった。これからの試合が『楽しみだな』ってなった」と、メジャーで通用したショット力に手ごたえは感じた。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 4日目 山下美夢有
残り2戦のメジャーが楽しみだ

今季のメジャーは3試合が終わり、残すは「アムンディ エビアン選手権」(7月10日開幕/フランス・エビアンリゾートGC)、「AIG女子オープン(全英女子)」(7月31日開幕/ウェールズ・ロイヤルポースコール)の2試合。背も実力もでっかい2人と、タフさを極めたコースから吸収したものを、ぶつけていきたい。(テキサス州フリスコ/石井操)

 2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日 山下美夢有 ハイライト
2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日 山下美夢有 ハイライト
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