まさかのダボ締め 勝みなみ「すごくイヤなミス」から後退もカットライン上に
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72
最終9番(パー5)、フェアウェイからの第2打は思わぬ方向に曲がった。優勝者が飛び込むことで知られる、18番とも隣接する右サイドの大きな池。ダブルボギーフィニッシュに、勝みなみの上位での決勝ラウンド進出が大きく遠のいた。
第1ラウンドを終えた段階では13人の日本勢で最上位の3アンダー10位。前日よりも8ストローク後退した「77」の布石は、前半15番にあったという。フェアウェイからグリーン右手前の池に入れた2打目は「すごくイヤなミス」。ダブルボギーにした後、「そこからショットもパットもあまり良くなくなった」とムードが暗転した。
前日にバーディを決めた後半2番でボギーを喫し、通算イーブンパーとして「ヤバいかも。ショットの調子も良くない」とお尻に火がついた。5番でこの日4つ目のボギー。「後半は特にラフに入ることが多かった」と湿った芝からのアイアンショットに気を配ってプレーしたが、8番(パー5)のバーディ直後に落とし穴があった。
「8番でバーディが来たときは9番のティショットとセカンドに気をつけようと思って打ったんですけど…」。アイアンでの2打目は池を嫌った結果と言える。「左に打てれば良かったんでしょうけど、右がイヤだと思うほど右に打っちゃいましたね」と悔やんだ。
会場がカリフォルニア州ミッションヒルズCCから、このテキサス州ザ・クラブatカールトンウッズに移った2023年以降、本大会の日本勢最高位は昨年9位で終えた勝が記録している。相性の良さを信じた試合で、ホールアウト時点では予選通過圏外だったが、日没順延となった段階で自身の通算2オーバーはカットライン上。挽回する芽が出てきた。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)
