吉田優利も暗闇ホールアウト 予選カットライン上で吉報待つ
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)
17番(パー3)をパーで終えた吉田優利は、笑みを浮かべながら小走りした。最終18番(パー5)、セカンド地点にいた前の組をしばらく待ってから1Wショットを放つ。日没時刻を過ぎ、視界はどんどん暗くなったが、「私は行きたかった。(きょう中に)終わりたかった」と同伴競技者とホールアウトを目指した。
フェアウェイを渡り歩いて3オン2パット。「ギリギリって感じですかね」とパーでの終わりに息をつく。終盤のショットは「どこに落としたか分からないぐらい。あまり見えていない」コンディションで正確に打った。
途中で設置された投光器と、スコアを示す電光掲示板に照らされた18番グリーンを降り、「フロリダ(の試合)もすごく暗かった。終われる方があした(のプレー)にはイイかなと思っていました」と明かす。最終的には1つ後ろの渋野日向子らの組までホールアウトできた。
2日続けて「73」。この日は折り返しの9番を、グリーン左のカラーから“3パット”でボギーとするなど、「なかなかパッティングが決まってくれず、“ひと筋”惜しかったのが多かった」と苦しんだ。通算2オーバーはカットライン上の暫定64位(65位タイまでが決勝ラウンド進出)。予選通過はプレーを持ち越した選手たちによる、あす26日(土)の早朝の動きに委ねられた。
決勝ラウンドに進めば、午前8時45分から行われる予定の第3ラウンドに向かう。「どうなるか分からないですけど、しっかり準備したいなと思います」。吉報を信じて早起きする。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)