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全米女子よりも好感触のショットに笑顔 渋野日向子「まだまだ、これから」

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(15日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

最終戦進出へ渋野日向子は望みをつなげた。年間レース(CMEグローブ ポイント)62位から60位以内へのランクアップを目指すなか、日没順延となった第2ラウンドを通算イーブンパー暫定49位と予選通過圏内で終えた。

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前日より強まった風と硬くなったグリーンに苦戦する選手も多いなかで4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」でプレー。「結構ハラハラしましたけど、良かった」と表情を和らげた。

10番から出た2日目は出だしからボギー、13番(パー3)もボギーにした。スコアだけを見れば不穏なスタートだったが、2日目に「79(パー72)」を出した前週の「ロッテ選手権」とは違った。

一週間前は沈んだ顔で会場を離れたが、今大会を迎えるまでに「自分の良い感覚を忘れていた」ともう一度スイングを見直して調整。ポイントをおさらいし、今週はむしろ「全米女子オープンの時より良い感覚がある」とメジャーで2位に入った時よりも好感触であることを強調した。

13番でバーディを奪い一つ取り返すと15番(パー3)でもバーディ奪取。18番はグリーン奥からのアプローチショットが“高速グリーン”と下り傾斜が相まって反対側の池に消えてダブルボギーを喫したが、折り返した後半2番は4m、3番(パー3)は5mと作ったチャンスをものにしてスコアメークした。「結果にはなっていないけど、でも個人的にはすごくこの2日間のスイングは良く振れている。ボギーを打とうが、最後までスイングに対して集中してできた」。浮き沈みがないプレーができたからこそ、大きなミスを生むことはなかった。

「当たりまえなことだけど、気をつけなきゃいけないところがあるから切り替えも早くできている」。トップとは10打離れ、ビッグスコアを出していかないと優勝には厳しい位置にいるが、ポイントランク上位60人が集う次週「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州・ティブロンGC ゴールドコース)に行けるチャンスを残した。11月15日に誕生日を迎えた26歳は「まだまだ、これから」と笑顔を見せた。(フロリダ州ベルエア/石井操)

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