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残り2戦で狙う優勝タイトル 畑岡奈紗は“コーチ”から好調の後押し

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前(13日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

前週「ロッテ選手権」で4位に終わった畑岡奈紗は今週も優勝争いを見据えている。2022年「DIOインプラントLAオープン」以来、2年ぶりのタイトルを今シーズン中に奪うには今週を含めて残り2試合しかない。昨年のリリア・ヴが出した優勝スコアは通算19アンダーで、「優勝に絡むためにも、初日から頑張らないといけない」と意気込んだ。

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コースがあるフロリダ半島はメキシコ湾と大西洋に挟まれて強い風を受ける。選手らはセカンドショットの長さにコースの難しさを語る。畑岡も「長いですね。アウトもインもどちらも向かい風が効いていて、フェアウェイも軟らかいので止まっちゃう。長い距離が残るホールは多かった」と今回のセッティングの特徴を挙げた。

今週は米国を拠点とする高田洋平氏がサポートしてくれる。当初はフィジカルセラピストとして体のケアをお願いしていたが、この一年は「コーチ」としての助言ももらってきた。

「体を見てもらいつつ、スイングのことも良く分かっているので。コーチ業をやっているわけではないので“コーチ”って言っていいか分からないけど、すごく助かっています」

これまでトップからダウンスイングにかけて「ちょっと力を入れるポイントが結構遅かった」と言い、体の使い方を変えながら意識しなくてもクラブのヘッドが返ってくるような打ち方になるように心がけてきた。「現地で見てもらって、良い方向に行っているのを確認できた。良かった」と好感触の後押しになった。

9月「NW アーカンソー選手権」から国内ツアーも含めて直近5試合のうち、4試合でトップ10入りを果たしている。「スコアがだんだん出始めているので、引き続き残りの2試合でもできるように頑張りたい」。ショットでチャンスにつけていく準備はできている。(フロリダ州ベルエア/石井操)

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