<組み合わせ>古江彩佳は先週2位らと同組 渋野日向子は深夜2時40分スタート
2024年 ロッテ選手権 presented by ホアカレイ
期間:11/06〜11/09 場所:ホアカレイCC(ハワイ州)
原英莉花は最終予選会を避けたい 心強い相棒と挑むビッグチャンス
◇米国女子◇ロッテ選手権 事前(5日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)
滋賀県で行われた日米共催「TOTOジャパンクラシック」を終えたその夜、原英莉花はハワイへ移動してきた。昨年は危ぶむことなくカットラインをクリアし、23位になった大会。前週を除けば米ツアーは8月「スコットランド女子オープン」以来だが、2週前にはフロリダ州で来季出場権を目指して2次予選会(クオリファイイングトーナメント)に臨んでいた。
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予選会は初日に出だし4ホールでスコアを3つ落とし、「73」と出遅れた。「もうチーピンがとまらなくて。一番嫌いな球。フェードボールを打っているつもりなので、少しのドロー回転もチーピンに見えていたのかも」。思い描く球を求め、体が右に向きがちにもなった。
それでも「嫌い」と話す予選会を乗り越えられたのは、心強い相棒がいたからかもしれない。3つ年上の福井貴子さんにキャディをしてもらい、「ティーチング資格を持っていて、今の自分のクセと向き合うのにいいアドバイスをくれて。コース内でも『今のスイングは悪くないよ』って言ってくれた」と声かけに励まされた。「自分ひとりだったら『今のスイングこうだったのかな』と悩んじゃうけど、そういうポジティブな言葉でちょっとずつ前向きになれた」
今週優勝すれば、前週の竹田麗央のように12月の最終予選会に臨むことなく米ツアーメンバーになれる。ビッグチャンスとなる一戦も、福井さんにバッグを預ける。
「上位を目指して一週間戦いたいっていう気持ちが強いけど、自分の意図したボールが出ないのが最近続いている」と不安はぬぐえていないが、「(予選会は)何にもない雰囲気。短くなったけど5日間(回るのは)初めてだし、できれば『経験しなくていいなら』っていう感じ。ここで優勝できれば今までもたぶん(優勝)できていたのかなとも思っちゃうけど、自分を信じて戦いたい」と前向きな言葉で締めた。(ハワイ州エワビーチ/石井操)