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西村優菜はショットに波 勝みなみもシード争いで一歩後退

◇米国女子◇BMW女子選手権 最終日(20日)◇水原バレーCC (韓国)◇6680yd(パー72)

西村優菜はバーディなしの5ボギー「77」とスコアを落とし、通算イーブンパー60位で終えた。前日に比べて一気に冷え込む中、第1組でのスタート。奥に切られたピンも多く、長い番手を持たされてロングパットを残すシーンが続いた。

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「チャンスは1番と18番くらい。コンディションが難しかったのもあるけど、自分もいいショットが打てなかった。ロングパットのタッチもあまり良くなかったので、1.5mくらいのパーパットが毎ホール残って…っていう感じでした」。その微妙な距離を沈めてパーを並べていたが、グリーン手前の土手に落とした7番(パー3)でボギーが先行。さらにバックナインでハーフ「40」を喫した。

パーオン率88.89%(16/18)で3アンダー「69」を出した初日は納得のフィーリングだったショットも、4日間を通して見れば波がある。スイングのテーマにフォーカスしたい思いと、11月の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」進出ラインのポイントランキング60位に届いていない状況から一刻も早く抜け出したい自分がせめぎ合う。

「(2週後の)『TOTO』までにはそこに持っていきたい思いもありますし、内心で焦るところもありますし…」。ランク68位に下がったが、暑さを得意とするだけに次週マレーシアでの「メイバンク選手権」での巻き返しを誓う。

日本勢最上位の11位で大会を折り返した勝みなみは、そこから「74」→「78」と悔しい週末になった。刻んだティショットを大きく左に曲げた1番(パー5)はロングパットを沈めるパーで切り抜けたが、5番、13番と2つのダブルボギー。ショットもパットも苦しみ「超、タフでした」と悔しがった。

前半36ホールの好スコアを支えたショットも、ひとつのミスで良かったイメージがかき消されてしまい、一気にシンプルに振れなくなることがあるのが悩ましい。来季シードのボーダーライン上、80位にいたポイントランクは81位と一歩後退した。

2週後の「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC 北コース)はウエーティング1番手と出場可否が不透明。完璧主義ゆえの思考回路に折り合いをつけつつ、マレーシアで結果を求めていく。(韓国・坡州市/亀山泰宏)

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