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「ちょっとずつ入らない焦りから…」 渋野日向子は後半3パット3回で1オーバー発進

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 初日(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

渋野日向子は4バーディ、5ボギーの1オーバー「72」で初日を終えた。パットがさえた前週「クローガー・クイーンシティ選手権」と対照的に、ショットで作ったチャンスをとりきれず、トップグループが7、8アンダーまで伸ばす戦いに加われなかった。「パッティングがもったいないのが多かったので、すごく残念です」と振り返る声は沈んでいた。

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1番で外した2m前後のチャンスが後を引くように、なかなかバーディパットが入らない。2番もフェアウェイから2mにつけたが、カップ手前で切れて入らず。その後も惜しいパットが続き、周囲のスコアが伸びる中でスタートから5ホール連続でパーが並んだ。

「ちょっとずつ入らない焦りからインパクトが強くなった」と、合っていたタッチが後半に狂い始める。12番はロングパットが1m強オーバーして3パット。13番はバンカーからアプローチを2m弱につけたが外し、14番(パー5)、15番は下りのパットがオーバーして連続3パット。4連続ボギーを「下りをしっかり打ちすぎなので、ラインが読めていない証拠」と振り返った。

もどかしさもあって、フェアウェイキープ率76.92%(10/13)、パーオン率72.22%(13/18)と悪くなかったショットも合格点が出せない。「良い当たりで乗った、っていう感触ではなかったホールがあった」。最初のバーディを奪った6番(パー3)は強いアゲンストの中、ハイブリッドで1m弱に1オン。後半は17番(パー3)でショートサイドに落としてチャンスを作り、18番(パー5)は2オンさせて連続バーディで締めくくったが、「17番も“噛んだかな”っていうのが良い所にいった。結果的に良いところに乗っているのはよかったです」という。

納得にはほど遠い内容だ。「修正点が多い。あしたはかなりスコアを出さないといけないので、スタートから頑張りたい」。厳しい表情でコースを後にした。(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)

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