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西村優菜の飛躍はちょうど1年前「なんであんなスコアが」

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前(25日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

昨年大会は、最終日最終ホールのバーディでトップ3に食い込んだ。通算15アンダー単独3位で終えた昨年を思い出すと、「なんであんなスコアが出せたんだろう」と西村優菜の表情がちょっと曇った。

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1年前、ここで今季のフルシードをほぼ確実にした。2日目の「64」などでスコアを伸ばしてシーズンのベストフィニッシュ。年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCME)を81位から61位に上げ、フルシード獲得のランキング上位80人枠(カテゴリー1)に入った。

今年はランキング66位で大会を迎え、目標はシード獲得から、上位60人が出場できる11月の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(ティブロンGC ゴールドコース)出場に切り替わった。

「あれから1年というと、すごく早い気がします」と思い出の大会に戻ってきたが、ここ最近の不調を思うと気分は浮かない。ドライバーから始まったショットの不調が続き、米ツアーでは7月「Danaオープン」から6試合で予選落ち。今週も24日(火)は18ホールを回りながらスイングをチェック。25日(水)も練習場でクラブを振っては、首をかしげた。「良いイメージも持ちながら回っているけど、いまの調子と比べちゃう」。昨年のプレーを思い出すと、余計にもどかしさが募る。

不安を残しながらも、今週のコースは「セカンドでアイアンを持てるホールが比較的多いので、自分にとってはそんなにタフじゃないほう」とチャンスはある。総距離は、パー71設定とはいえ今季米女子ツアーの平均6526ydより短い6438yd。1番(320yd)など距離が短いパー4も多く、グリーンが止まってピンを狙いやすいコースは、シンプルなゴルフを徹底できる。「“どこに外して”というより、とにかく乗せて、良いバーディパットを打ってというのが大事。伸ばし合いにしっかりついて行けたら」と気持ちを奮い立たせた。

昨年も、7月から4度の予選落ちを経験して本大会に入ってきた。「しっかり良いゴルフをして、悪い流れを断ち切りたい」と、ことしも飛躍につなげたい。(アーカンソー州ロジャース/谷口愛純)

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2024年 ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G



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