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2024年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/22〜08/25 場所:セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)

79位→22位フィニッシュ ベストスコア“67”の大里桃子「ちょっと、ひと皮むけた感」

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 最終日(25日)◇セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)◇6784yd(パー72)

メジャー初出場の大里桃子が最終日のベストスコアとなる「67」をマーク。79位から通算2オーバー22位までジャンプアップを果たし、セントアンドリュースでの戦いを終えた。10位につけた初日から徐々に後退して迎えた日曜日だっただけに、「悔いなく帰りたかったですし、最後まで楽しんでやろうと思っていたので、ホッとしています」と笑顔を見せた。

午前7時10分の第1組でティオフ。1番でいきなり13mほどのロングパットを沈めてバーディを奪った。前日まで強風の影響でライン読みに苦しんでおり、「悪いこともあれば、いいこともあるんだなって」。後半17番もシビアな返しのパーパットを決め切るなど、ノーボギーで5バーディを積み重ねた。

好発進の初日、スコアを落としながら予選をクリアした2日目、崩れた3日目、カムバックした最終日…。波もあった中、4日間トータルで上々の結果にまとめ、「なんか、ちょっと“ひと皮むけた感”を自分でも感じました」と控えめにうなずく。

4年間保持した日本ツアーのシードを昨季限りで手放し、6月「宮里藍サントリーレディス」で3年ぶりの3勝目。「去年ちょっと苦しんで、今年復活できて、ここまで来ることもできた。結果から見てですけど、去年までの自分よりは成長した感があって。気持ちの部分でも切り替えとか、すごくできてきているのかな」。久々のタイトルで出場権を勝ち取ったメジャーの舞台。自らの歩みと重なるような72ホールに少し感慨がにじんだ。

この日2サム同組だったのは2017年大会の覇者、キム・インキョン(韓国)だった。「100yd以内をピンにビタビタつけてきて、やっぱり全英に勝っているプレーヤーはああいうのがうまいんだな、と。自分は距離感とかまだまだだなって。ホント“爆風”の中を4日間回ってきて、たくさんゴルフ脳を使ったし、そういう部分でもすごくいい経験ができた」。世界の広さを実感して帰国の途に就く。(スコットランド・セントアンドリュース/亀山泰宏)

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