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畑岡奈紗は35→26パットに満面の笑み「久しぶりにかみ合った」

◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目(17日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72)

前日2日目のホールアウトから、まだ12時間も経っていない。全組1番スタートの1ウェイで行われた3日目を早朝に出た畑岡奈紗は、いきなり2連続バーディを決めた。特に右から5mほどの距離をガツンと放り込んだ2番が気持ちいい。

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「きのうまで(カップに)届いていないことはなかったんですけど、最後に“よれて”入らないことも多かった。少しポアナのこのグリーンだと、ちょっと強めに打っていかないと。あれくらいの距離が決まってくれると、流れ良く回れますよね」とうなずく。2度もバンカーにつかまった3番(パー5)でボギーを喫したが、スコアを落としたのはこのホールだけ。さらに4バーディを追加する「67」で通算1アンダーまで伸ばし、順位も53位から19位に上げた。

「きょうはパッティングだけで7打くらい違ったと思う。久しぶりにショットとかみ合ってくれた」と話す通り、18ホールの合計パット数は2日目の「35」から「26」と劇的に改善。セットアップは練習で入念にチェックする一方、強風の影響を受ける試合のグリーン上ではシンプルかつスムーズな始動を心掛けた。「セットアップはアドレスの前に完了しているので、自信を持って。やっぱり、自分の課題はラインの読みとスピードコントロール」。後半17番のバーディパットは少し強めに入ったものの、返しの1.5mを決めて事なきを得た。

6月「全米女子プロ」、7月「アムンディ エビアン選手権」と直近のメジャーで2試合連続の予選落ち。エビアンを終えてからはツアーに出ず、日本で1カ月弱を過ごした。中学時代からグリップ交換などでお世話になっている地元茨城の工房でかけられた言葉にハッとなる部分があったという。

「なんで昔みたいにボールを曲げたりしなくなったの?あんまり楽しそうじゃないよ」。弾道計測器とにらめっこしながらスイング改善に取り組む中で“数字”ばかりにとらわれている現状を言い当てられた気がした。「昔の方が自分のイメージ、感覚を大事にしていたのかな」という比較は、パッティングにも当てはまった。

練習は緻密に、コースでは大胆に――。最終日も貫いて結果につなげられれば、次週のメジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英女子)に向け、これ以上ない収穫となる。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)

2024年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目 畑岡奈紗 ハイライト
2024年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目 畑岡奈紗 ハイライト
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2024年 ISPS Handa スコットランド女子オープン



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