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メジャー史上最多 日本勢14人が決勝ラウンドへ

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 2日目(31日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

日本勢は史上最多、14人がメジャーの決勝ラウンドに向かう。予選通過選手がペブルビーチGLで行われた前年大会の11人を上回った。割合は昨年の50%(22人出場)だったのに対し、66.7%(21人)。しかも首位に3打差の3位に笹生優花、5打差5位に渋野日向子小祝さくら岩井千怜と36ホール終了時点でトップ10人に4人がいる。

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国内ツアーで2年続けて年間女王に輝いた山下美夢有は、ひとまずリベンジに成功した。2日目に「79」をたたいて予選落ちしたのが1年前。2回目の出場で、3オーバー16位で決勝ラウンド進出を決めた。2日間を通じたフェアウェイキープ率64%(18/28)、「72」「71」のスコアに不満を感じながら上位に残った。

「どのホールも難しく、攻めたいと思ってもなかなか攻めきれない」という難度の高いセッティングを全身で感じている。「コースマネジメントをしっかりして、思い切ってできたら。全体としてはそんなに悪くない」と優勝争いもうかがえる位置だ。

国内ツアーで今季3勝の竹田麗央はこの日4バーディ、3ボギーの「69」をマークして、51位から山下、古江彩佳畑岡奈紗と並ぶ16位に順位を押し上げた。小祝とともにこの日アンダーパーを記録した日本勢のひとりになっても、「きのうよりも簡単に感じた。もうちょっと伸ばしたかったですけど、頑張ったなと思います。まずは予選通過が目標だった。そこがクリアできて達成感がある」と穏やかに言った。

2日間のストローク・ゲインドに関するスタッツではティショットの貢献度を示す「オフ・ザ・ティ」が全体20位(+1.1)、グリーンを狙うショットの指標「アプローチ」が17位(+1.79)で、持ち前のショット技術を武器に戦っている。「きのう1mちょっと(の距離)が結構外れたので、読みとタッチ、ストロークを修正しました。ショットに関しては(周りに)歯がたたない…とかではない」とたくましい。(ペンシルベニア州ランカスター/桂川洋一)

<日本勢出場10人以上の予選通過率上位>
1/90%(10人中9人)/24年「シェブロン選手権」(9位・勝みなみ
2/72.7%(11人中8人)/14年「全英女子OP」(21位・原江里菜
3/66.7%(21人中14人)/24年「全米女子オープン」
4/62.5%(16人中10人)/23年「全英女子OP」(11位・畑岡奈紗岩井明愛
5/61.5%(13人中8人)/15年「全米女子OP」(5位・大山志保
6/60%(10人中6人)/23年「エビアン選手権」(3位・畑岡奈紗笹生優花
7/50%(22人中11人)/23年「全米女子OP」(4位・畑岡奈紗
※カッコ内は日本勢最上位

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