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レキシー引退にネリー・コルダや畑岡奈紗も驚き コース内外で影響力

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented byアライ 事前(28日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

レキシー・トンプソンの今季限りでの引退発表を受け、ゴルフ界は驚きに包まれた。世界ランキング1位のネリー・コルダは「全米女子オープン」開幕2日前の公式会見で、「ここで一緒にプレーすることがもうないと思うと悲しい。それでも彼女のキャリアは素晴らしいものに違いはない。次の人生が最高のものになりますように」と別れを惜しんだ。

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欧米対抗戦「ソルハイムカップ」などで米国選抜をともにけん引してきた2人。コルダは「何度も国を代表してプレーした」と振り返りながら、「彼女はツアーにとって素晴らしい仕事をしてきた。どのプロアマのパーティでも長い時間を過ごし、ゴルフを発展させてきた」とトンプソンによる女子ゴルフへの貢献をたたえた。

ツアー6勝の畑岡奈紗は今週、自身のキャディであるグレッグ・ジョンストン氏から一報を耳にし、驚いたという。2021年のペアマッチ「ダウグレートレークスベイ招待」ではタッグを組んでプレー。「ずっとトップで戦ってきた選手ですし、思い出もいっぱいある。本人にしか分からないところなのかなというところもありながら、もう少し続けてほしかった気持ちももちろんある。でも、レキシーが決めたことなので」と決断を尊重した。

米国に渡って2年目の西村優菜も「めっちゃビックリしました」と目を見開いた。「ごっそり“穴”が開いた感じというか…。すごく影響力がある選手の一人なので。私も1回か2回、一緒に回ったことがある。オーラがあるので、最初は『どういう人なのかな?』『ちょっと怖いのかな?』なんて思っていたんですけど、すっごくいい人で、ファンへの対応もいつも素晴らしい。寂しいですね…」

トンプソンは12歳で「全米女子オープン」に出場し、15歳でプロ転向。メジャー1勝を含む通算11勝を挙げた米国女子ツアーでの活躍だけでなく、昨年10月にはPGAツアー(米国男子ツアー)「シュライナーズチルドレンズオープン」にも出場するなど話題を振りまいた。視線を集め続けたキャリアの幕を29歳で閉じる。

LPGAのコミッショナー、モリー・マクー・サマーン氏は「功績自体がもちろん特筆すべきものだが、レキシーのインパクトはゴルフコースだけに及ぶものではない。ツアーの創始者たちの精神と献身的な姿を体現して、LPGAをより大きくしようと力を尽くしてくれている。ファンに愛され、その日の結果に関係なくずっとサインをしている。その立ち振る舞いは、世界中の数え切れないほど多くの女の子たちが目標を達成しようとすることへの勇気を与えた」とコース内外での大きな影響力を強調した。

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