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木に“なった”…と思ったらポトリ 吉田優利はキャリアで「一番の風」に戸惑う

◇米国女子◇フォード選手権 presented by KCC 3日目(30日)◇セヴィールG&CC (アリゾナ州)◇6734yd(パー72)

行方を見失ったボールは意外なところで止まっていた。後半15番、グリーンの左に飛んだ吉田優利の第2打は、薄いラフのエリアに落ちると思いきや、左手前に立つ針葉樹の枝の間に挟まっていた。

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いわゆる“木になった”状態。自身のボールだと確認し、競技委員を呼んでアンプレヤブルの処置をしようとしたところ、突然ロープ際のギャラリーから笑い声が飛んだ。強い風を受けた枝が大きく揺れ、ボールが地面にポトリ。落ちた地点から無罰でプレーを再開できることになった。

ラッキー…と思いきや、ボールが止まったのは幹のそばだった。正常なアドレスが取れず、砲台グリーンに対して転がして乗せるのが精いっぱい。2連続ボギー直後の3パットによるダブルボギーでさらに後退した。

米ツアーメンバーになってから2戦目で初体験の決勝ラウンド。風速16mを記録した突風は「ビックリしました。今までプレーした中で一番強かったと思います」と言うほど。日本の多くのゴルフ場よりも背の低い木々が多く、風向きや強さの読みにも苦労した。「パッティングも初めて『入る気がしない』と思いました。(芝の)芽を見て、傾斜を見て風も見て…。ホントにわけが分かんなかったです」と1日で33パットを記録した。

前半に2バーディを奪いながら、後半に5つスコアを落とす「75」で通算3アンダー。決勝ラウンド進出者のうち最下位の75位で最終日を迎える。「バーディも欲しかったですけど、パッティングはイメージさえ出なかった。このスコアは妥当だと思います。風がすごすぎて、打つ球次第で距離が変わるのが難しかった。すごく勉強になりました」。悔しい失速も前向きに捉えた。(アリゾナ州ギルバート/桂川洋一)

2024年 フォード選手権 第3日 吉田優利 ハイライト
2024年 フォード選手権 第3日 吉田優利 ハイライト
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