「暑さでデローン」の解消法 稲見萌寧は日本→シンガポールの寒暖差警戒
2024年 HSBC女子世界選手権
期間:02/29〜03/03 場所:セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)
フィリピン代表→日本代表 笹生優花はパリ五輪へ「出られるなら出たい」
◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 事前(28日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6775yd(パー72)
2021年8月、笹生優花は母の母国であるフィリピン代表として「東京五輪」に出場した。同月のうちには日本国籍を選ぶ手続きを完了。オリンピックに関係なく、日本の国籍法では重国籍者は22歳になるまでに国籍の選択をする必要があったためだ。
<< 下に続く >>
父・正和さんによれば、違う国の代表としてオリンピックに出るためには、間に3年を挟む必要があるという。それだけなら、ことし8月に開催される「パリ五輪」には“間に合わない”ことになる。
ただ、東京五輪は新型コロナウイルス感染拡大によって1年延期された経緯がある。笹生がパリ五輪で日本代表となる可能性について、IOC(国際オリンピック委員会)からも「開催が遅れたためで、個人の過失ではないから問題ない」とのお墨付きを得た。すでに「JOC 認定オリンピック強化指定選手」にも名を連ねている。
「4年に一度しかないので、出られるならもちろん出たい」と意欲を見せる五輪の舞台。ただ、4大メジャーや、何より目の前の一戦に全力を尽くすことを強調する。
「一番のプライオリティ(優先度)は今週なので。オリンピックのためにというよりは、1シーズンを通してのゴルフだと思っている。しっかり1試合1試合に集中して、普段通りにやって、出られればいいですし、出られなくて落ち込むわけでもない。そこは未来に任せてというか」
昨年は最終日「66」のチャージを見せて6位に食い込んだ大会。「いつも通り、やることをしっかりやって、楽しくゴルフができれば」と変わらぬ意気込みを口にした。(シンガポール・セントーサ島/亀山泰宏)