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馬場咲希が「やってみなはれ」のサントリーと所属契約 宮里さん&渋野が歓迎

サントリーホールディングス(本社・大阪市北区)は27日、都内で会見を開き、2022年「全米女子アマ」を日本人で37年ぶりに制した馬場咲希と24年2月より所属契約を結んだことを発表した。同社では2003年からの宮里藍さん、20年からの渋野日向子に続く所属プロゴルファーとなる。

馬場は冒頭のスピーチで「尊敬する宮里藍プロ、渋野日向子プロと同じサントリー所属選手となることに身が引き締まる思い」とコメント。昨年の国内プロテストに合格し、今季の主戦場に決めた米女子下部エプソンツアーに向けては、同社創業者で“開拓者”だった鳥井信治郎氏から伝わる言葉「やってみなはれ」を引用。「より高い世界を目指して、『やってみなはれ』の精神をいつも胸に挑戦し続けていく」と意気込みを語った。

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次週に迫った同ツアー開幕戦「フロリダナチュラルチャリティクラシック」(3月8~10日/カントリークラブ・オブ・ウィンターヘブン)を前に、1年前のスポンサー契約を経て所属プロへ。心強さが増すサポートを受け、当面は“チーム”を作らずガッツを胸に単身渡米する。

会見に同席した宮里さんは、「世界で活躍したいという思いを胸に、所属を結んでいただいたことはゴルフ界にとって大きなインパクト。私としても本当にうれしい気持ちでいっぱい」と馬場の仲間入りを歓迎。前週、タイ開催の米女子ツアーに出場した渋野もビデオメッセージで「てばさきー!(馬場の愛称)チームサントリーおめでとう! 待ってました! 藍さんと三姉妹でがんばりましょう!」と“妹”の契約を祝福した。

宮里さんは会見中のトークセッションで、米下部女子ツアーの印象を「(下部の)エプソンツアーであっても、みんなレギュラーツアーに出たくて頑張っている選手だから競争心はすごく強い」と説明。「試行錯誤しながら自分を磨いていくことは大変なこともあると思うけれど、絶対に楽しいはずなので、その思いを大事にしてほしい」とエールを送った。

開幕戦には上原彩子、アマチュアの長野未祈(オレゴン大)、谷田侑里香がエントリー。馬場は開幕からフロリダ3連戦後のオープンウィーク4週間は「まだどうしようかな、という感じです」と未定だという。今季は10月上旬まで全20試合が組まれ、ポイントランキング上位10人に翌年米ツアーの通年出場権、以降の上位5人に限定的な出場権が与えられる。(編集部・塚田達也)

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