復活Vの松山英樹「世界ランクが下がるのを止められた」
2024年 ホンダ LPGAタイランド
期間:02/22〜02/25 場所:サイアムCC オールドコース(タイ)
「先々をイメージしてやっている」畑岡奈紗が松山英樹2年ぶりVに感嘆
◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前(19日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6576 yd(パー72)
19日(月)の早朝、タイのスワンナプーム国際空港に到着した畑岡奈紗は一気にテンションが上がった。スマートフォンで確認したのは、いつも結果を追っているという松山英樹の試合。「ザ・ジェネシス招待」の最終日が佳境を迎えていた。
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「松山さんが17(アンダー)で上がっていて、後ろの人も残りホールがほとんどない。3打差もあるし、『もう勝てるじゃん!』って」。程なくして優勝が決まると、すぐに祝福のメッセージを送った。
「体の変化とかケガもあったりして、大変だったのかもしれないですけど…」。自らも25歳となり、フィジカルの変化に敏感になってきた。間もなく32歳の松山が乗り越えた“産みの苦しみ”に思いをはせながら「そんな中でも、ずっと先を見据えて準備していたんだなというのが印象的ですね」と敬意を表する。
昨年10月「ZOZOチャンピオンシップ」2日目に「76」を打った松山がラウンド後に猛練習したこと、後日に本人がその“真意”を語る記事を見て衝撃を受けたという。
「『どれくらい練習したら、体がどういう状態になるのかを…』みたいなコメントをされていて。もちろんZOZOで結果を残したいというのもあったと思うんですけど、目の前のことだけじゃなくて、10月の時点で今年のことも見据えてやっていたんだな、と。先々のことをイメージしながらやっているのがすごいなって」
2週前には、同郷でラウンドする機会も多い星野陸也がDPワールドツアー(欧州ツアー)で日本勢4人目の優勝を飾ったばかり。「松山さんもそうですし、DPの陸也さんも、同じスリクソン(契約)ですし、『東京オリンピック』にも一緒に出て、共通点は多い」と尊敬する男子プロ2人の快挙を喜び、今度は自分の番とばかりに笑った。「流れ、来てますね。私も頑張ります」 (タイ・チョンブリ/亀山泰宏)