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2023年 CMEグループ ツアー選手権
期間:11/16〜11/19 場所:ティブロンGC ゴールド・コース(フロリダ州)

「これからもずっと」メジャー最優先 笹生優花はスケジューリングも明確に

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(19日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6556yd(パー72)

笹生優花の2023年最後の18ホールは、出入りの激しいラウンドになった。花道から寄せて獲った1番に続き、2番でもバーディ。チャージの予感は4番、6番(パー5)で喫した2つのダブルボギーで一気にしぼんだ。かと思えば、8番からは3連続バーディ。「70」にまとめ、通算12アンダー23位は3年連続出場の最終戦で自己ベストとなった。

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「最初良くて、真ん中が良くなくて、また最後良くて。でも、楽しい1日だった」。浮き沈みすら泰然と受け入れる戦いぶりは、シーズン全体にも通ずる。

3月末から自己ワーストの出場4試合連続予選落ちを喫したが、メジャーが続く夏場に調子を戻して本領発揮。6月の「KPMG全米女子プロ」で1打差2位、7月の「アムンディ エビアン選手権」で3位と結果を出した。「いいゴルフができた時も、良くない時も思い出。楽しい1年間でした」という振り返りが、この日のプレーの自己分析と重なる。

「去年よりメジャーでしっかり戦えた」と話す手応えの裏には、確立した戦略もある。今季5大メジャーは、セリーヌ・ブティエ(フランス)とペアを組んだ「ダウグレートレークスベイ招待」から連戦となったエビアン選手権を除き、全て前週をオープンウィークにして調整に充てた。

8月に「パリ五輪」が開催され、やや変則的はスケジュールになる2024年もスタイルは変えない見込み。目標とするビッグタイトルを軸に据えた戦い方について「これからも、ずっと同じだと思います」と言い切った。

「来年の試合まで、けがなく準備していきたい。もちろん、全部うまくなりたい」と見据えるオフの調整。1月のフロリダ2戦目出場も視野に入れ、「2カ月くらいでまたスタートだから。もう(今から)練習に行かないと!」。笑いを誘って1年を締めくくった。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)

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