ニュース

米国女子アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカンの最新ゴルフニュースをお届け

シーズン最後に見つかった“コレ” 勝みなみは充実の米挑戦「未来が広がる」

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 最終日(12日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

勝みなみは米ツアー挑戦1年目を完璧なバーディで締めくくった。残り138ydから8Iで池越えのピンにひるむことなく1.5mに絡めて奪取。4日連続のアンダーパー「69」で通算13アンダー7位に入り、4月「DIOインプラントLAオープン」と並ぶ自己ベストの順位に「自信につながった4日間」とうなずいた。

<< 下に続く >>

6打差8位からのスタート。首位の背中よりも目の前の一打に集中した。最終組を回った前日にトリプルボギーを喫した1番でバーディを奪い、前半で2つ伸ばした。奥に外した10番のボギーで苦しくなったが、12番(パー3)では砲台グリーンの右に落としてからパターで絶妙な寄せを披露。ピンチでの我慢も含めて「いいゴルフだった」と胸を張れる。

何より、72ホールを通してショットで同じことをやり通せた。「今年というか、今までで初めてくらい」。バックスイングで上体を落とすイメージがハマり、フィニッシュが崩れた場面でも“幅”には収まってくれた4日間が早くも2024年を明るく照らしてくれる。「『コレだ!』というものがあったので、あとは固めていくだけ。もっと伸ばせるという感触で、この位置にいるのが自分にはすごく大事なこと。伸びしろしかないというか、すごく未来が広がるというか、いいことしかないなって」

実は不安も抱えていたという初年度を振り返れば、自然と笑みがこぼれる。米国内でも時差が生まれる連戦や異なる芝質への対応に難しさを感じつつ、「いろんな打ち方できるし、攻め方もいっぱいできる。ゲーム感覚でいける感じがあって、すっごい面白いです」。4日続けて右隣のホールを経由して狙った7番(パー5)の攻略ルートも、「日本だと木が高かったりして、できない部分もある。米国にいるからできること」とテンションを上げて話す。

生活面の苦労も、浴槽が浅くシャワーでの生活が続いたことを除けば、ほぼなかったとか。「シャンプーとか、いつも使ってるやつ、こっち(米国)の方が安いですし…」。日本ではなかなか出会えない各国の料理への好奇心も旺盛で、今週はコロンビア料理にもチャレンジした。「ちょっと“アレ”だったけど、いろんな料理を食べられる」。小さな失敗を笑い飛ばせる大らかさがあるから毎日が楽しい。

「今週のプレーは85とか90点くらい。それ以外がね、苦しんだ部分もあったので60点」とシーズンを総括。この経験を生かして臨む来季はもちろん、ことし届かなかった米ツアー初優勝を狙う。まずはいったん日本へ帰国。「(小祝)さくらちゃんと一緒に『1.4』は行きたいな」。年始恒例、東京ドームで開催される新日本プロレスの観戦も楽しみにしながら、2年目の戦いに備えていく。(フロリダ州ベルエア/亀山泰宏)

関連リンク

2023年 アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!