2週で最終戦進出圏内に 西村優菜「前半戦の苦しさ生きた」
2023年 アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ
期間:10/05〜10/08 場所:オールドアメリカンGC(テキサス州)
イーグルフィニッシュ→産休へ 西村優菜の同組選手は妊娠7カ月
◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 最終日(8日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)
最終18番のパー4、西村優菜の同伴競技者が驚きのフィニッシュを決めた。残り137ydからの第2打でグリーンエッジに落ちたボールはスライスラインを伝ってカップイン。「70」のアンダーパー締めによる通算2アンダー16位で終え、あすからはなんと産休に入る。
30歳のリンジー・ウィーバーは2018年から米女子ツアーが主戦場。12歳の頃から親交があるプロゴルファーのザック・ライトと21年11月に結婚した。オハイオ州生まれだが、現在はテキサス州ダラス在住。今週の会場オールドアメリカンGCはホームコースでもある。
ことし6月、ウィーバーは第1子の妊娠を発表し、7カ月で迎えた今大会終了後に産休に入ることを決めていた。大きくなったお腹でクラブを振り続け、キャディバッグに忍ばせていた折り畳みのイスも使うことなく72ホールを完走。まさかのイーグル締めに「本当に信じられない。あんな形でシーズンを終えて、産休をスタートさせるなんて現実とは思えない」とびっくりだ。
前週の「アーカンソー選手権」も4日間を戦い抜き、10位だった。妊娠中の生活は「正直言って大変」と体調管理の難しさを明かす。「でも、この2週はプレーできて本当に幸せ。自分の体がよくぞ耐えてくれて、幸運だと思いながら過ごした」と出産を前に喜んだ。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)
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