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パーオン成功は8ホール 渋野日向子は低調ショットに「自分の問題」

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 初日(5日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

周辺からバミューダ芝が広がる小さなグリーンは「ちゃんと、乗せること」を念頭に置いて攻略するつもりだった。事前コースチェックの思惑とは裏腹に、初日の渋野日向子はショットが低調。18ホールでパーオンに成功したのが8ホール(44.44%)では、苦戦を強いられるほかない。

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まだ薄暗い早朝スタートで、最初のチャンスと言えた14番で5mを沈めた。バーディ先行の良い流れは2ホール後にストップ。6Iでのティショットをグリーン左手前に外した16番(パー3)から2連続ボギーをたたいた。

前夜の雨の影響は時間経過とともに感じなくなったという。序盤こそグリーンが軟らかかったが「スタートはそうかなと思いましたけど、そんなに(前日までと)変わらなかった」。折り返し直後の1番で7mのバーディパットを決めてからはチャンスが少なく、忍耐力を試され続けた。

2バーディ、4ボギー「73」の中にはしぶといプレーもあった。2m近いパーパットを沈めた15番や後半7番(パー3)、左のペナルティエリア内からの3打目を経て5オン1パットのナイスボギーでしのいだ17番(パー5)…。「確かにパッティングがなんとか入ってくれたのはあったけれど、ショットがやっぱり荒れていたのですごくモヤモヤしながらでした」とショートゲーム頼りでは心もとない。

「そこはすごく良かったから、(まだ)このスコアで抑えられたけれど、それ以前の問題だったかなと思います。コースがどうこうというよりも自分の問題」。5つあるパー3でパーオンさせたのは5番だけ。平らなライからのショットにもフラストレーションが溜まった。

2オーバー77位から、2日目はコンディションが難しくなりそうな午後にティオフする。「切り替えて、しっかり頑張ります」。まだ1ストローク差の予選カットラインをまずは飛び越えたい。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)

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