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“米ツアー全体3位”とのギャップ バミューダ芝でよみがえる勝みなみの記憶

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 事前情報(4日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

米ツアーでのルーキーシーズンを送る勝みなみは現在、1ラウンドあたりの平均パット数で全体3位(28.93)にいる。パーオン成功ホールでの平均も36位(1.79) 。しかし、ここ最近はまさに、そのグリーン上で苦しんでいる。

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3日前に終わった「アーカンソー選手権」では最終日に32パットを記録した。ここ4試合の平均は「29.67」で、状態の良いショットの足を引っ張る試合が続いてきた。

しっくり来ないことを強く自覚し、危機感を持って修正中。「フックラインが(ターゲットよりも)左に出て、スライスラインが右に出てしまっている。自分の思ったところに押せていない、怖がってフォローが出てないのかな」と“打ち切る”ことを自らに言い聞かせた。

課題を抱えて向き合うのはテキサス州のバミューダ芝のグリーン。強い芝目がさらに厄介そうで、勝は頭をクリアにしてプレーする。「高麗グリーンみたいで、日本の開幕戦を思い出すような感じ」と国内ツアー「ダイキンオーキッドレディス」の会場、沖縄・琉球GCでの経験を生かすつもり。

「自分が思ったところに打っても、やっぱり高麗グリーンでは独特の動きをする。基本、入らないものだと思って、自分の思うところに打てればいい」。ボールがカップを逸れても悩みすぎず、頭ですばやく消化して次のホールに向かう。

バミューダ芝の硬く引き締まったグリーンは、ショットのコントロールも難しい。着弾して、いとも簡単に弾かれることも少なくない。「そういう意味ではボールの力も借りながら」。前週、ボールをダンロップの「スリクソン Z-STAR XV」から、よりスピン性能に優れた「スリクソン Z-STAR ダイヤモンド」に替えたばかり。「結構、ロングアイアンでも止まってくれたところもあった。武器にしてやっていきたい」と信頼している。

ツアーは次週「ビュイックLPGA上海」(中国・上海旗忠GC)からアジアシリーズに入る。「メジャーはやっぱりちょっと違う思いはありますけど、それ以外は一緒の気持ちでやっている。全部頑張りたい」と、まずは目の前の試合、目の前のラインに神経をとがらせている。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)

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2023年 アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ



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