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2023年 ポートランドクラシック
期間:08/31〜09/03 場所:コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)

午後組の古江彩佳は「信じながら」4アンダー

◇米国女子◇ポートランドクラシック 初日(31日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)

午後組で出た古江彩佳笹生優花はスタート前から9アンダーと伸ばしていたトップのスコアに驚いた。前週「CP女子オープン」のショーネシーG&CC(カナダ)と今週の会場は両サイドに並び立つ木々やグリーン周りの芝質は似ており、いずれも平坦なコース。ただ、今週は前週よりも総距離が231yd短く、グリーンコンディションも異なるため前週とは違って伸ばし合いの展開が予想されていた。

午後1時21分に1番ティから出た古江は、出だし3パットのボギーを喫してのスタートした。「そこから落ち着いて。獲りたいところでバーディが獲れた」と4番でのバーディを皮切りに計5つのバーディを奪って「68」でプレー。「グリーンがしっかり止まってくれるような軟らかさでいつもより長いクラブを握る気持ち悪さはあったけど、思い切って。信じながら出来た」と振り返る。

雨の中でのスコアメークは「回って見ないと分からないところはあったけど、自分としては水を含むと飛距離は落ちるし、スピンのかかり具合が分からないのが難しい。それで9アンダーはビックリした」と話す。雨が降れば重くなるイメージを持たれがちなグリーンにも「コースコンディションは良いので意外と速いし、重くない。見た目に騙される」と“難しさ”をあげた。

「スピンのかかり具合が分からないので、水を含んでフライヤーというのがウッド、UTを使ったときに心配」と不安な感情を抱えながら、463ydの7番パー5では2打目でグリーン近くまで寄せてバーディを奪った。

「雨が降って湿ったなかでは良くできた方かな。ショットはこのまま自信を持って頑張りたいのと、パターでちょいちょいパンチしていたり、しそうになったりがあるのでその辺はもう少し集中して頑張りたい」と2日目への課題を見据えた。

そして、「上が結構伸ばしていません?すごいですよね…結構離されています?ちょっとやばいですよね」と焦りを感じたのは古江と同タイミングで10番ティから出た笹生。

「スピンの計算が少し難しかったけど、でもなんとかスコアを上げられたかな」と6バーディ、2ボギーの「68」で4アンダーをマーク。2日目に向けて「やることをやって、予選通過できるように」と誓った。(オレゴン州ポートランド/石井操)

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