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2023年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/10〜08/13 場所:ウォルトンヒース オールドコース(イングランド)

メジャー週末の後退も「伸びしろ」 勝みなみ5カ月ぶり国内参戦の楽しみは

◇海外女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 最終日(13日)◇ウォルトンヒースGC (イングランド)◇6881yd(パー72)

2日目を終えて5打差2位につけ、米ツアーで初めて優勝争いに身を投じた勝みなみは、週末2日間で「74」「75」とスコアを落とした。

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通算イーブンパー21位。「思い出せば思い出すほど、悔しさがこみ上げてくる」としつつ、「これが今の自分の実力だと思うし、まだまだ伸びしろがある、(むしろ)伸びしろしかないと思うので。受け止めて、自分を磨いて頑張りたい」。苦しいときに下を向かない、ひたむきさが25歳にはある。

最終日は6打差14位から出た1番で傾斜を読み切れずに3パットボギー。「そこからちょっと狂い始めたというか、あれが2パットで収まっていれば、もっといいゴルフできたかな」と悔やんだように、5番までにスコアを3つ落とした。6番(パー5)でバーディを奪っても、一度手放した流れを取り戻すことはできなかった。

グリーン周りのアプローチ、この日は少し苦戦したパッティングもタフなメジャーでの4日間を大いに助けてくれた部分。粘り強いショートゲームとは裏腹に、ショットの試行錯誤は最終日まで続いた。「メチャメチャ(いろいろ試して)やったんですけど、バックスイングですごく力が入っちゃって、身体を回そう回そうとし過ぎちゃう」。軸がぶれ、タイミングが合わない悩みを解消できなかった。

「難しいですね、ゴルフって。本当に難しい」。英国の地で改めてかみ締めた思いを胸に、いったん帰国。18日から、5カ月ぶりとなる国内ツアー「CAT Ladies」(神奈川・大箱根CC)に出場する。

「やっぱり、ショットを修正したい」とゴルフのことで頭がいっぱいだが、母国でのひそかな楽しみもある。「(箱根は)温泉もあるんで。温泉につかって疲れをとって、リフレッシュして」。翌週には再び主戦場に戻るため、カナダに向かう。つかの間の日本で、試合に出ながら英気を養うつもりだ。(イングランド・サリー/亀山泰宏)

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