首位に3打差で迎える最終日。悲願のメジャー初優勝なるか

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 3日目（29日）◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6527yd（パー71）

「後半はパッティングが決まらず、なかなかいい流れで回れなかった」。伸ばして終わりたい最終18番（パー5）、降り始めた雨の中で2.5mのバーディパットは右にわずかに切れた。パーに終わり、畑岡奈紗は思わず天を見上げた。

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最終18番でバーディパットを外して天を仰いだ

前半アウトは上々のプレー内容だった。ピン奥3mを決めた4番から4連続バーディ。7番（パー5）で3mのフックラインを沈め、首位を走る地元フランスのセリーヌ・ブティエに並んだ。「チャンスにつけられたところで決めることができた」と振り返った。

しかし、後半に入ると再びブティエの背中が遠のく。14番（パー3）では1打目をグリーン右手前のバンカーに入れ、5mのパーパットを外してボギー。15番（パー5）では1.5mのチャンスを逃し、16番（パー3）はグリーンを外してボギーをたたいた。

後半はバーディなしに終わり、6バーディ、3ボギーの「68」。通算8アンダーで、トップを走るブティエとは3打差の単独2位で最終日を迎える。

ショットの出来にも決して満足していない

パーオン率78％（14／18）を記録したショットの手応えについても、「まだ5割ぐらいしかできていない。（スイング軌道の）最下点の位置が手前になってきて、なかなかボールにパワーが伝わってない」と厳しい評価を下した。

それでも、再び巡ってきたメジャー初タイトルのチャンス。3週前のメジャー「全米女子オープン」では1打リードの首位で最終日を出たが、「76」とスコアを落として4位に終わった。今回は追いかける立場に変わり、同じ最終組のブティエに挑む。

今度こそ悲願のメジャータイトルに手が届くか

米ツアー6勝を誇りながら、メジャーの舞台では苦杯をなめ続けてきた。「みんな伸ばしてくると思うので、しっかりと伸ばせるように。最後はグリーン上になる」と自らを鼓舞し、気持ちを高めた。（フランス・エビアン／玉木充）

アムンディ・エビアン・チャンピオンシップ_第3日_畑岡奈紗ハイライト

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