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メジャー自己最高3位発進 畑岡奈紗は2連続ボギースタートから挽回

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 初日(6日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

終わってみれば、メジャー自己最高となる首位と1打差3位発進。朝のプレーを振り返れば、畑岡奈紗はヒヤヒヤだった。10番スタートでフェアウェイからのセカンドで距離が出ず、右サイドのレッドペナルティエリア内に落とした。「打てないライではなかった」という3打目も思った以上に飛んでグリーン左奥にこぼし、アプローチもショート。5mを沈める“ナイスボギー”から始まった。

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「ダブルボギーにしなかったのが大きかった」と言いつつ、11番もティショットが深い右ラフにつかまってレイアップを強いられ、2連続ボギー。13番でバーディを奪い返しても、15番で再びボギーを喫した。落ち着かない序盤に焦りを感じながら「難しいコンディションはみんな変わらない」と自分に言い聞かせた。

後半に奪った4バーディは、細長いグリーンに対して「(面積が小さい分)乗ればチャンス(に直結する)」と、セーフティに攻めるプランがハマった。焦っても自滅しない心のゆとりをもたらしたのは、培ってきた技術にほかならない。「自分の思うところに打てていた」というパッティングに加え、アイアンショットも「やりたいことができるようになってきた」。ダウンスイングからインパクトにかけて上体が起き上がらず、胸がボールを向いたまま打つイメージを実践できている。

納得のアイアンに対し、ロングゲームはバーディを量産した後半も試行錯誤をしながら回っていたと明かす。あくまで見据えるのは週末の優勝争い。開幕2日前、メジャーでは珍しく練習場の調整にとどめたのはチームからの助言も踏まえてのこと。自他ともに認める心配性で、「(試合までに)いかにフェアウェイとグリーンにいる時間を長く経験しておけるか」ばかりに意識を置きがちだったこれまでを考えれば、コンディショニングへの意識の変化をうかがわせるともいえる。

勝つためには4日間で「4、5アンダー」を予想していた戦前から一転、初日を3アンダー「69」で回った。「自分が思っていたよりスコアが出ましたけど、あしたは後半(午後組)で回りますし、このまま(上位)の順位で行けば、ずっと風が強い(遅い時間帯の)中でのプレーになる。きょうみたいなイメージであと3日間できれば」。メジャーらしいタフな戦いを覚悟して表情を引き締めた。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)

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