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2023年 マイヤーLPGAクラシック for Simply Give
期間:06/15〜06/18 場所:ブライズフィールドCC(ミシガン州)

進化の理由は「練習あるのみ」 古江彩佳の好調を支えるもの

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 初日(15日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

午後組の選手がスタートする頃に強風が吹き始め、終盤は気温も一気に下がった。タフな時間帯でのプレーとなった古江彩佳だったが、最終18番(パー5)は2オン2パットのバーディ締めで6アンダー「66」。5人が並ぶ首位に立って滑り出し、「微妙なパーパットや難しいアプローチでうまく耐えられた。最後にしっかり2パットで終われて良かった」と笑顔でうなずいた。

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8番(パー5)から3連続バーディを奪うなどスタートから10ホールで5つ伸ばした。唯一のボギーからバウンスバックを決めた6番、9番で5mほどを沈めたグリーン上は、今季年間ポイントレースで3位と好調な23歳のストロングポイントだ。ツアーが発表しているパットのスコア貢献度はラウンドあたり「+1.15」でランク5位につける。

後半は寒さにより前半から5ydほど飛距離が落ちる中、必死のスコアメークでパーを並べた。進化の一端を示したのは14番のパー5。セカンドを左に引っ掛け、数十ヤードを残した3打目で奥のピンまで突っ込みつつ、スピンバックで3mほどのチャンスを作った。バーディパットは惜しくも外れたが、課題としてきた微妙な距離のアプローチ精度が向上してきたことを示すシーンだった。

ドライビングレンジでは30ydから60ydまで、10yd刻みでキャディのマイク・スコットさんに目印を置いてもらって正確なキャリーを出すメニューが毎週の恒例となっている。本人も「練習あるのみです」と笑う地道な積み重ね。パー5の3打目にウェッジでフルショットできる距離を残すだけでなく、セカンドをできるだけグリーンに近づける攻め方もできるようになってきたとうなずく。

「気持ちの切り替えであったり、難しいショットでも、いまできることに集中できている」。充実の心技体で今季初優勝に向けて最高のスタートを切った。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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