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2023年 みずほアメリカズ・オープン
期間:06/01〜06/04 場所:リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)

「ディボットのほうがマシ…」古江彩佳は不運の連続も24位で決勝へ

◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 2日目(2日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー72)

折り返しの9番、古江彩佳のティショットは思わぬところに止まっていた。しっかりフェアウェイをとらえたと思いきや、ボールの一部が地面の小さな穴にすっぽり。他選手のショットがつくったピッチマークのようで救済を受けられず、「これならディボットからのほうがマシ…」と右に曲げてチャンスメークできなかった。

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後半16番のフェアウェイバンカーからの2打目は、両足がフェアウェイという厄介なライからのショットを余儀なくされた。「ショットが悪くてボギーを叩いたのは1ホールしかない」という内容による2バーディ、4ボギーの「74」には「きょうは運がなかった」と苦笑いするしかない。

初日の5位スタートから1アンダー24位に後退。失速から首位との差は6打に開いたとはいえ、前半は持ち前の粘り強さが光った。3番は3打目のアプローチが下り傾斜でグリーンの向こうに転がり落ちて4オン。3mのボギーパットをねじ込んだ。さらに5番では第1打を左の池に落としながら、6m近いパーパットを決めてみせた。

「最初のほうは自分のショットが良くなかった。本当に長いパーパットがすごく多かったけれどうまく耐えられた」とポジティブな要素はある。前週「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」の5日間をフルに戦ったばかり。2年続けて最終日の深夜便で移動してきた。「全米女子オープン」で予選落ちした昨年とは違い、今年は決勝ラウンドを戦える。

今大会は週末、各組にジュニア1人が入るためカットラインが上位50位までと、普段の65位よりも高い。「まずはクリアできてよかった。きょうの調子を考えると(スコアを)落とすのは悔しいけれど、仕方なかった。あしたできることがうれしいです」。週末は、きっとどこかに幸運が落ちている。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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