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お箸で玄米をパクリ 原英莉花が強風との戦いに「最低限はできた」

◇米国女子◇ロッテ選手権 初日(12日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303d(パー72)

ティショットを待つ間、原英莉花がおもむろに取り出したのはタッパーに入った玄米とお箸。「脳みそに糖分がないと集中できなくなる」と頭は、いつも以上にエネルギーを必要としていた。

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「強風ですごく神経を使う。どういう球を打つか考える間を持ってプレーしないと」とホールの間にごはんをパクリ。普段はオニギリを用意するが、早朝スタートのきょうはそのまま容器に詰めてきた。風に加えてバンカーや池が多いコースなだけに、アドレスにも時間がかかる。毎ショット頭をフル回転させながらの18ホールだった。

スタート後5ホールをパーで切り抜け、ご褒美が来たのは6番。フェアウェイ右サイドとグリーン周りに池が絡むパー4は、「一番難しいと思っていた」と警戒していたが、2打目を1m弱につけてバーディを奪った。

その後は中々チャンスが作れなかったが、8番で6m近くを入れるなどしぶとくパーを拾って1アンダーのまま折り返し。後半で1ストローク落としたが、イーブンパーで迎えた最終ホールは8mのパーパットを入れて耐えきった。「もうちょっといい形で終わりたかったけど、最低限はプレーできました」と2バーディ、2ボギー「72」で、暫定38位につけた。

午後1時45分スタートの2日目は、さらに強い風が予想される。「ひとつずつ冷静にプレーして、チャンスがきたらしっかり獲れるように。難しい所で耐えられるようにしたい」と話した。(ハワイ州エワビーチ/谷口愛純)

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