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渋野日向子「めっちゃ好き」なハワイで臨む雪辱戦

◇米国女子◇ロッテ選手権 事前情報(11日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)

ダイヤモンドヘッドの頂上から景色を眺めたのは、大会に初出場した2021年以来2年ぶりだ。青い海と山、ワイキキの街を見下ろし、「1年に1回のハワイ。めっちゃ好き」と渋野日向子の顔に笑みが広がった。

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昨年は山には登らなかったが、キム・ヒョージュ(韓国)と優勝争いを演じて2打差の単独2位に入った。メジャー戦「シェブロン選手権」を4位で終えてハワイに入り、今季のシード獲得につなげた大会。「難しい環境のなかで4日間やって、いい位置で終われたのは自信になった」と、ハワイは好きな場所のひとつになった。

練習の合間に登山やショッピングでリゾートを満喫した一方、コースで厳しい風にさらされると例年の苦労を思い出す。「風との戦いというより、お友達にならないと」とは言うものの、6m/s前後で吹き続ける風はやさしくない。

ドライバーショットが冴えた昨年は、4日間でフェアウェイキープ率83.92%(47/56)を記録。新スイングを携えて臨む今年は、強風のなかでどれだけ通用するのか試したい気持ちもある。「どれだけやりたいスイングができるか。やれることは、たくさんある」と開幕までに3ラウンドをこなして調整。この日はプロアマで9ホールを回りながら、グリーン周りのラフからアプローチショットを繰り返すなど、リカバリーにも余念がない。

前回大会の優勝スコアは通算11アンダー。2ケタに届いたのはヒョージュひとりだった。変わらない強風のなか、今年も我慢の展開を覚悟している。「4日間戦うことが大切。悔いの残らないようにやりたい」。あす午前7時55分(日本時間13日午前2時55分)に、リベンジに向けた一戦がスタートする。(ハワイ州エワビーチ/谷口愛純)

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