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2023年 HSBC女子世界選手権
期間:03/02〜03/05 場所:セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)

2023年 HSBC女子世界選手権
期間:03/02〜03/05 場所:セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)

西郷真央は米ツアーで今季初戦 海外挑戦への思いを強く

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 事前(1日)◇セントーサGC(シンガポール)◇6749yd(パー72)

昨季の国内ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝を飾った西郷真央が、2023年初戦の舞台にシンガポールを選んだ。クラブセッティングやウェアなどを一新して臨む新シーズンに向け、「まずはこれでやってみたい」と力強く話した。

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本大会には昨年「パナソニックオープン」優勝の権利で出場資格を手にし、同週に行われる国内開幕戦の出場を断念。前回優勝者の欠場はツアー規程により罰金100万円が科されることを承知した上での決断だった。「将来的に海外で戦いたい。ダイキンさんには温かく見送って頂けたので、より頑張ろうと思いました」と、海外挑戦への思いを強くして渡航した。

初めての海外ツアーとなる昨年6月「全米女子オープン」で飛距離などの差を痛感。スイング改造に着手したが、「試合の中でできる範囲でと思い、うまくいったのでもう少し大胆にやろうと続けていたら、少しずつ精度がなくなってしまった」。持ち球のフェードが打てずに、シーズン終盤はドライバーショットの不振に苦しんだ。

このオフは師事する尾崎将司のもとで調整を重ね、スイングが固まり始めたのは2週間ほど前という。今季からクラブ契約フリーになり、ドライバーはキャロウェイの最新モデル「パラダイム トリプルダイヤモンド」を投入。ウェアやキャディバッグも新規契約のプーマに変わり、装いを一新した。「試合になってどういう影響が出るのかわかりませんが、やってきていることは間違っていないと思う」と自らを鼓舞する。

結果がすぐに出せるとは思っていない。「夏場の海外メジャーから、それ以降に向けて調子を合わせられるようにと考えています。今週はその一歩目として、やってきたことにフォーカスしたい」。明確な目標をもって臨む一戦を前に、雨の中でボールを打つ表情は晴れやかだった。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)

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