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「一生。何歳になっても試合に」勝みなみが描く将来のビジョン

黄金世代を引っ張ってきた勝みなみが今季、主戦場を米ツアーに移す。10日に茨城ゴルフ倶楽部で単独取材に応じた24歳は「出来れば一生。何歳になっても試合に出ていたい」と将来のビジョンを語った。

身長157cmは大柄ではないが、精力的にトレーニングに取り組んできた。昨季の最終予選会(Qシリーズ)を経て、飛距離は「米ツアーでも通用すると思う」と言えるようになった。ただ、飛ばしたい思いだけで、体を作ったわけではない。「少しでも長くゴルフをしていたい」との強い思いがある。

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「私はまだ20代だけど、先輩で『もう歳だから』と仰っている人もいて。そういうので限界を決められたくないなって。トレーニングを続けることで体を若く保てる。そういうのを証明したいなって思っている」。ツアーの先輩には体の故障があっても、45歳で第一線を走る大山志保がいる。「格好いい」と尊敬の眼差しを向けた。

もちろん、女子プロゴルファーを続ける葛藤も「ある」と話す。「やっぱり、たまにもう休んじゃおうかなと思うことも。けど、その時は良くてもそれがこの先にどう影響するかとか考える。自分が決めたことは絶対にやり遂げる。体と相談しながらもあるけど、そこだけは逃げずに」。週3と決めたトレーニングは欠かしていない。

将来的には「いつかは日本に帰ってきたい」と話す。2021年、2022年の国内メジャー「日本女子オープン」連覇で得た2大会分の「3年シード」は大きい。今年から向こう10年間はメルセデス・ランク50位内のポイントシードを逃しても、好きなタイミングでその特別シードを使い、国内ツアーに復帰できる。日本女子オープンに加え、残りの国内メジャー3大会(サロンパスカップ、日本女子プロ選手権、リコーカップ)も勝って、グランドスラムを達成したい。年間女王にもなりたい。その前に、米ツアーで「やり切った」と言えるまで焦らず、貪欲に戦っていく。(編集部・石井操)

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