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ピンをデッドに攻めた畑岡奈紗 国内最終戦で手応えつかんでラストゲームへ

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(6日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd(パー72)

今季国内で最後のプレーを見せた畑岡奈紗は、初日の出遅れが響いて通算6アンダー28位で終えた。米国本土の舞台とはまた違った「重いグリーン」に苦戦を強いられ、スコアメークできなかったが、最終日は前半からピンをデッドに狙うショットで攻めた。

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出だし1番(パー5)はピン左2mにつけてバーディを奪取。2番はセカンドでグリーンを外してボギーを喫したが、3番はピン左奥1.5mを入れてバーディとした。4番、5番といずれもパーにしたものの4m以内、6番はSWでピンそばにピタリとつける好ショットを披露した。「奥のピンに対しても、外すのを恐れずに打ち込んでいけた」

今季から師事する黒宮幹仁コーチとショットのスイング修正を図っている畑岡は、今大会を前に「アドレスのポジションで骨盤を前傾させることと、右膝を曲げすぎて構えていた」と修正点を挙げ、意識してプレーした。3日目まで1Wショットの調子を気にかけていたが、最終日になって「先週と比べてもかなり気持ちよく振れている。良くなっていると思います」と上向きになった。

前週の「樋口久子 三菱電機レディス」は47位。上位で終えることができなかった国内2連戦は「自分の思うような結果ではなかったので悔しい部分の方が大きいですけど、久々に帰ってきても応援してくれるのはすごくありがたいし、もっと強くなって戻ってきたい」。少しばかりの休息をとって、次戦は11月17日開幕の「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州/ティブロンGC ゴールドコース)に出場する。

「ショットに関しては感触がかなり戻ってきたかなと感じています。だいぶ飛距離も出て来たので、あとはパッティング次第。(次戦のコースは)グリーンが結構芝目が強いので、思い切って打って行ければ」。日本で手応えをつかんで、今季ラストゲームへと向かう。(滋賀県大津市/石井操)

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