午前組で苦戦した渋野日向子

◇米国女子◇ボランティア・オブ・アメリカクラシック 初日（29日）◇オールドアメリカGC （テキサス州）◇6475yd（パー71）

多くのホールが湖に面したインコースの早朝は、最大瞬間風速8m/sを超える風が吹き荒れた。日中との気温差は15度、肌寒さと強風でじっと立っているのにも身体に力が入る。タフなコンディションで終えた一日に、渋野日向子は「本当に手に負えない一日で、残念です」と肩を落とした。

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「練習と比べて4、5番手くらい違うクラブを持っていたので、しかたない」と苦戦するのは出だしから覚悟していた。10番から2打目がグリーン左サイドのバンカーにつかまりボギーが先行。強風と相まって、初日からシビアな位置に切られたカップもグリーンを狙うショットの難度を上げる。

出だしからバンカーにつかまった

13番（パー5）からは3連続ボギーで後退。13、15番はグリーンに届かずパーオンを外し、14番（パー4）の2打目はキャリーでグリーンをとらえたが、傾斜でカラーまで転がり10m以上の3打目が残った。

「ロングパットが残ってしまうのもしかたないと思いつつ、なかなかそういうマネジメントもできていなかった」と苦戦が続き、2バーディ、7ボギーの「76」でホールアウト。5オーバーと出遅れた。

あすは午後組でティオフ。「多少伸ばさないと無理だと思うので、まずは1個1個やれることをやりたい」と話した。（テキサス州ザ・コロニー／谷口愛純）