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ミッシェル・ウィ騒動 ここまでの流れを辿る

火曜日に行われた記者会見で、アニカ・ソレンスタムミッシェル・ウィがそれぞれ意思表示。そんな二人が挑む今シーズンメジャー2戦目、「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」はいいよいよ明日開幕となる。ともに水曜日練習ラウンドを行った2人は、去年は揃ってトップテン。2人は昨日の続きを話すことはないかもしれないが、波紋は広がる一方となっている。

去年のこの時期、ミッシェルは男子の「全米オープン」の予選こそ突破できなかったものの、「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」で惜しくも優勝を逃すなど、すべてが順調に見えた。しかし、今は火中のゴルファーとなっている。
LPGAツアーの大会に7ヶ月ぶりに出場したミッシェル、16ホールで棄権したことが物議の発端。先週、アニカがホストをつとめた「ギントリビュート」で、ミッシェルは1ホールで10をたたくなど波乱のラウンドとなり、16ホールで14オーバーとなっていた。そしてマネージャーと言葉を交わしたミッシェルは、左手首の痛みを理由に棄権を表明した。

ミッシェル・ウィ(記者会見時)
「マネージャーから、どんな具合か尋ねられたとき、具合は良くない、痛みもあるけど、来週はなんとしても出場したい、でも明日はプレーできないと思う、と伝えました。」 しかしLPGAツアーのノンメンバーは、88以上を叩いたら、残りシーズンの大会に出られなくなるためミッシェルはそれを避けるために棄権したと見る人が多く、しかもLPGAツアーが、ミッシェルがそうならないように便宜を図ったとの噂まで流れた。ミッシェルはそのルールには関係ない棄権だったことを強調している。

ミッシェル・ウィ
「88を意識してプレーすることなんてありません。今日は88を叩けないから頑張らなきゃなんて思いながらラウンドに臨むことはありません。」

ミッシェルは木曜日に棄権したにもかかわらず、土曜日には今週の「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」の舞台、ブリー・ロックで練習ラウンドを行った。当然、先週ホスト役を務めたアニカは快く思っていない。

アニカ・ソレンスタム
「あのような形で大会を棄権したのに、ここで練習を行うのは、大会に対する敬意そして品格に欠ける行動だと思います。特にホストを務めた私はそう感じます。理由はケガなのかどうか知りませんが、ちょっと不可解に感じましたね。」

疑惑の棄権と騒がれたミッシェルに、さらに追い討ちをかけるようにミッシェルのマネージャーと父親が、先週のプロアマ戦でのできごとについてLPGAツアーのコミッショナーと話し合いの場を持ったことも明るみとなった。

ミッシェル・ウィ
「私のマネージャーがコミッショナーと話しましたが、そうしなければならなかったことを心外に思っています。私は何事にも最善をつくしています。LPGAツアーの大会に出るのは6年目で今まで何度もプロアマ戦に参加しました。私の振る舞いに関し、根も葉もないことで責められるなんてくだらなすぎます。いずれにしても根拠もないのに責められたことは心外です。コミッショナーはもっと適切な情報を得て欲しいと思います。」

さらに、火曜日、LPGAツアーのオフィシャルがミッシェルの両親とフィジカルセラピストに、ドライビングレンジから出るように注意したとのこと。LPGAツアーのルールは、レンジには選手とコーチおよびキャディしか入れないとしている。両者の話し合いは速やかではなかったといわれているが、いずれにせよミッシェルと家族にとって、波乱の7日間となっている。

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