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2022年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/04〜08/07 場所:ミュアフィールド(スコットランド)

「悔しさ」と「うれしさ」入り混じる最終日 渋野日向子は全英を3位で終了

◇女子メジャー第5戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 最終日(7日)◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd(パー71)

1打差で入ったバーディ必須の最終ホールは、ティショットが右のラフにつかまった。「フェアウェイだと思って行ったらまさかの“剛ラフ”。でも“ず~ん”ってなることもなく、こういう運命か」。あきらめずに第2打でピンを狙ったが、ピンをオーバーして奥のラフ。アプローチショットはカップに入ることなく、渋野日向子の全英優勝をかけた長い戦いはここで幕を閉じた。

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アシュリー・ブハイ(南アフリカ)との5打差を追いかけた最終日は「いろいろ、やった一日だったかな」とひとことでは言い表せない。

前半は3番、4番(パー3)と3パットで連続ボギーをたたいたが、直後の5番(パー5)は2打でグリーンに乗せ、下りの5mをねじ込みイーグルを奪取。通算10アンダーで入ったバックナインは耐える展開が続くなか、14番でティショットがバンカーにつかまりダブルボギー。それでも「あと4ホールは難しかったので、諦めてはいなかった」と、17番(パー5)で10m以上のイーグルパットを見事に寄せてバーディを奪い、最後の最後まで優勝争いに食らいついた。

最後は2m弱のパーパットを入れてフィニッシュ。「率直にはめちゃくちゃ悔しいですけど、最後にあの終わり方をしたら良かったかなと思います」と長い一日を振り返る。

終わって胸を占めるのは悔しさだが、久々にゴルフの楽しさを感じることができた一週間となった。「2019年の全英によって自分が作り上げられた。会場がどこであれ、楽しむ気持ちをまた思い出させてくれる場所かな」と話す。

2週前の「アムンディ エビアン選手権」、前週の「スコットランド女子オープン」と連続で予選落ち。試行錯誤が続く中で迎えた全英女子オープンは、「この難しい素敵なコースでこういう結果を出せて、悔しさもありながらうれしさもあります」と、堂々の優勝争いを大勢のファンにたたえられ、笑顔で締めくくった。(スコットランド・ガレイン/谷口愛純)

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