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2022年 マイヤーLPGAクラシック
期間:06/16〜06/19 場所:ブライズフィールドCC(ミシガン州)

「なんでだろう?」からの解放 古江彩佳が米ツアー自己ベスト“64”

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 最終日(19日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

古江彩佳がボギーなしの1イーグル6バーディで回り、米ツアー自己ベスト「64」をマーク。トータル10アンダーに乗せて、次戦「KPMG全米女子プロ選手権」(メリーランド州コングレッショナルCC)へ弾みをつけるフィニッシュを決めた。

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3番でミドルパットを沈めてバーディを先行させると、6番は右手前に切られたピンに対してもセカンドを下につけて上りのラインを残す鉄壁のマネジメント。バーディパットをしっかり打ち切ってねじ込んだ。「距離感の問題的にも、ずっと上り(のライン)が打てる、とかが結構大事。ショットでうまく、いいところに乗せられたのが多かったかな」。3日目まで苦しめられたグリーン上でしっかりタッチを合わせられたのは、気持ち良くストロークできるラインを根気強く狙い続けた結果でもある。

上がり5ホールで勢いはさらに加速した。14番(パー5)から2連続バーディを奪取。17番も「セカンドショットがすごく良くて、思った通りのラインで入ってくれた」とうなずくプレーでスコアを伸ばし、圧巻は最終18番(パー5)。残り203ydから4UTで真っすぐピンへ飛ばして上7mに2オン。イーグル締めに満面の笑みがこぼれた。

5月のマッチプレーでは決勝戦まで進んだツアールーキー。ストロークプレーでは予選落ちが1試合しかない一方、なかなか上位に絡めていなかった。ショット、アプローチと高いレベルでの安定感を見せるものの、パットが惜しくも決まらず爆発につなげられない、もどかしい日々を過ごしてきた。

「ショットも良かったですし、パターが入れたい距離で、ほぼ入ってくれた。今までがホントに“何でだろう?”ってくらい(ビッグスコアが)出ていなかった。5とか6アンダーどころか、いきなり8(アンダー)に行けた。自信にはつながるかなと思いますし、次にもつなげられるかな」。会心のプレーで鬱憤(うっぷん)を晴らし、足取り軽くメジャーへ乗り込む。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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