全米女子オープン 最終日スコア
2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)
世界クラスの飛距離を目撃 アマ馬場咲希の刺激的な週末
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 最終日(5日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)
メジャー初出場のアマチュア馬場咲希(日本ウェルネス高2年)にとって刺激的な1週間の週末は、さらにエキサイティングだった。3日目に今季米ツアーの平均飛距離で3位(276.421yd)につけるビアンカ・パグダンガナン(フィリピン)と回って衝撃を受けたかと思えば、最終日は2年前の大会覇者キム・アリム(韓国)。こちらも平均飛距離274.076ydでツアー9位という飛ばし屋だ。
「ドライバーで10ydくらい置いていかれたり、スプーンで私のドライバーと同じくらい飛ばしたり。グリーン周りの転がしとか、技も見せてもらいました」。175cmの長身を生かしたビッグドライブが魅力の17歳だが、試合が続く疲労とも闘いながらのプレー。今大会4日間のドライビングディスタンスは254.50ydで40位と世界クラスの飛距離を体感した。
1番(パー5)でバーディ発進も、これが唯一のバーディとなった。1Wショットを左へ大きく曲げた6番でボギーをたたくと、7番はフェアウェイからのセカンドをグリーン奥へこぼすミスで連続ボギー。後半は11番から4連続ボギーを喫して15番(パー5)でダブルボギー。「ピン位置もきのうより難しくて、それに対して、1打目とかセカンドのミスが重なって対応できなかった。自分でゴルフを難しくしてしまった」と悔しがった。
将来参戦を目指す米ツアーへの憧れが、より明確になった大舞台は通算9オーバー49位でフィニッシュ。帰国して次週14日開幕の「日本女子アマ」(岐阜関CC)、7月にはケンタッキー州で開催される「全米女子ジュニア」にも参戦する。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)