古江彩佳は優勝した畑岡奈紗とハグ

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日（24日）◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6447yd（パー71）

畑岡奈紗の今季初勝利を祝うウォーターシャワーに古江彩佳が加わった。午前にティオフした最終ラウンドを終えた後もコースに残り、バックナインをロープサイドから観戦。「“水かけ”、緊張しました」と笑顔で話した。

＜＜　下に続く　＞＞

昨年末のQスクール（予選会）を通過してルーキーイヤーを送っている。今週は初日からリーダーボードの上位にいた畑岡を追う展開。「（畑岡は）すごくいいプレーをしていると思っていました。それを自分も見たい、優勝争いをしている雰囲気を見たほうがいいなって」と、後続に差を詰めさせない堂々のプレーを目に焼き付けた。

この日は畑岡のティオフ前に2バーディ、2ボギーの「71」でホールアウト。通算2オーバーの43位で終えた。終盤の難関17番で残り193ydの第2打を7Wでピンそば2m弱につけてバーディ。「難しいホールで獲れて良かった」。続く18番もグリーンサイドの左足下がり、打ち上げのアプローチをピンそば1mにつけてパーで締めくくった。「ショットの感覚がなんとなくわかった気がします」と収穫もあった。

最終ラウンドは「71」。来年リベンジだ！

初年度にして今季出場試合のすべてで予選を通過。初戦の1月「ゲインブリッジLPGA」での18位を超える好成績がまだないとはいえ、「（プレーするのが）新しいコースばかりで本当に精いっぱいだなと思うし、芝の感覚も日本とは全然違う。まだ戦えていることは褒めてあげてもいいのかなと思います」と経験を積み重ねることに価値を見出す。

「焦りはしてはないです。今はまだ徐々に…という感じで」と先輩プロの優勝を見届けても、着実な歩みを重視。「でもいつか…試合をやるからにはそういう目標（優勝）も大事だなと思うので。そこは頭に入れています」と自分のペースで階段を上っていく。（カリフォルニア州ロサンゼルス／桂川洋一）