“新しい自分”でメジャー初戦 渋野日向子「超楽しみ」
2022年 シェブロン選手権
期間:03/31〜04/03 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
米挑戦“始まりの地”でラストメジャー 畑岡奈紗「優勝を目指して」
◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前(30日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)
ここミッションヒルズCCは、畑岡奈紗にとって6年目を迎える米ツアー挑戦が始まった場所でもある。2016年8月、アマチュアだった畑岡は当地で米ツアー予選会ファーストステージに出場した。3つのコースを使用する4日間のうち、メジャーの舞台となるダイナショアコースをラウンドした3日目に「67」をマークして7位に浮上。突破につなげたことを覚えている。
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そんな思い入れのある地での開催も今年で最後。「最初にプレーさせてもらったときから好きなコースのひとつ。試合でやっていると難しいなと思うところがたくさんあるんですけど、そういうコースこそ攻めがいがあるというか、やりがいがとてもある。少し寂しい気持ちはありますけど、いい思い出を残して終われたら」と力を込めた。
メジャーで勝ちたい気持ちでやっている。もちろん優勝を目指してやっていけたら」とターゲットは明確。課題としていたアプローチは、これまで主にパッティング面で助言を受けてきたガレス・フロースキー氏から、前日29日のラウンド前にみっちりとレクチャーを受けた。
「テークバックを上げてから優しく打っちゃっていて、中途半端な距離だとスピンが入ってなかったりしていた。(修正して)30、40ydでもスピンがちゃんと入るようになってきた」。回転で打つ意識を高め、中途半端な距離を残しても寄せられる手応えをつかみつつある。パー5での攻め方も選択肢が増えそうだ。
優勝者が18番グリーン脇の通称“ポピーポンド”へダイブするのが恒例のメジャー初戦。今週、コース近くに借りている家にはプールも備え付けられているとか。「そこでちょっと練習じゃないですけど…それを目指して頑張りたいですね」と冗談めかして笑わせた。程よいリラックスムードを漂わせ、頂点をつかみにいく。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)