次戦のメジャー予備知識は「みんなが池に飛び込むのはわかってます（笑）」

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 最終日（27日）◇アビアラGC （カリフォルニア州）◇6609yd（パー72）

古江彩佳は4日間でオーバーパーを一度もたたくことなく、通算6アンダー32位でフィニッシュした。パーオン率50%（9／18）は4日間で最も悪い数字ながら、ボギーは2つにとどめる持ち前のディフェンス力を発揮した。

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1番で短いバーディパットを外す悔しいスタート。3番（パー3）ではティショットが手前の池ギリギリに落ちて肝を冷やすなど、風の読みに苦労する場面もあったものの「ショットの感覚自体は全然悪くなかった」。前日に続いて1オン可能な254ydの設定だった後半16番パー4では「完璧に近い」という1Wショットを披露した。

その16番で1mほどのバーディパットを外したように、初体験となったポアナ芝のグリーンに手を焼いた4日間ではあったものの、初出場の次戦メジャー「シェブロン選手権」（カリフォルニア州・ミッションヒルズCC）へ状態が上がっている手応えがある。

昨季は2週にわたる米ツアーの最終予選会（Qシリーズ）が行われた12月まで14連戦を敢行。その中で3勝を挙げて日本ツアーの最優秀選手賞を引き寄せ、米ツアーの出場資格もゲットした。「試合で調子を見やすいので連戦は好きな方」というのが21歳の戦い方だ。

フランス開催の「アムンディ エビアン選手権」で4位に食い込んだが、米本土のメジャーは予選落ちに終わった2020年12月「全米女子オープン」以来となる。「自分らしいプレーをするためには、力が入りすぎるのは良くない。あんまりメジャーというのは意識しないように」。大舞台でも自然体は崩さない。（カリフォルニア州カールスバッド／亀山泰宏）